ヒロシのWorld NEWS

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2021-01-01から1年間の記事一覧

トラ・ジャガーが絶滅寸前!:その原因は、水力発電ダムの建設! (BBC-Science, Dec 9, 2021)

2022年、干支(えと)のシンボルがウシからトラに変わる。その昔、牛は身近な存在であり、田んぼの代掻(しろかき)の重労働に欠かせない動力源だった。それに引き換え、ほとんどの人にとって、トラは想像上の動物だった。その状況は「宇治拾遺物語 巻第三の七『…

冬の乾燥・日照不足に強い観葉植物:その育て方と選び方! (RTE-News, Dec 5, 2021)

りっぱな温室を備えた貴族の館(やかた)ならいざ知らず、寒い地方の一般家庭にとって、観葉植物を無事に冬越しさせるのは、至難の技だ。とくに、出張・旅行で家を空ける機会が多い人は、この時期、旅先で気にかかるのが、自宅に残して来たカトレア、クジャクソ…

小型溶解塩 原子炉(SMR):CO2対策か、それとも反原発派対策か? (BBC-News, Nov 19, 2021)

いくら「化石燃料から脱却したエネルギー消費社会をつくろう」と、詭弁を弄したところで、現在、世界中で急速に増え続けるエネルギー需要に対処することはできない。 UKに限っても、2050年にはエネルギー消費量が 2倍になると予想されている。太陽光・風力発…

ジャガイモ畑でなくした結婚指輪:半世紀ぶりに持ち主の手に! (BBC-News, Dec 3, 2021)

Scotlandの西海岸沖に首飾りのような諸島「Westen Island or Outer Hebrides」がある。その中の一つの小さな島が「Benbecula (ベンベキュラ島)」。その島に住むMs Peggy MacSween (86歳)が、大事な結婚指輪を失(な)くしたのは、かれこれ50年以上も前のことだ…

糖分(sugar)、甘いもの(sweets)を断つと:頭が痛くなるって! (RTE-News, Aug 25, 2021)

1.Sugarとは 砂糖は「sugar」と訳す。しかし、英語の「sugar」には「砂糖 (ショ糖)」の意の他に、「糖質」、「糖分」の意味も含まれるので、注意が必要だ。語義の範囲が違うのだ。 たとえば、糖質 (sugar)には ・starch:デンプン ・sucrose:ショ糖 ・fruct…

おびただしい数の使い捨てプラスチック:これぞ環境破壊の元凶! (BBC-News, Nov 20, 2021)

「洗う手間が省けて、衛生的」との触れ込みだった。機内食に限らず、ほとんどのレストランや食堂でも、プラスチックの食器 (プレート、ナイフ、スプーンなど)が使われ、残り物と一緒にゴミ箱に捨てられてきた。 しかし、これはどう見ても異常だった。UKで毎…

ロールス・ロイスのEA (航空機):世界最高速度623km/hを達成! (BBC-News, Nov 20, 2021)

自転車屋のライト兄弟が、12馬力のガソリンエンジンを使って、有人動力飛行を成功させたのは、1903年12月17日のことだった。 その後、飛行機の技術開発は目覚ましい発展を遂げ、世界の大都市の上空には常にたくさんの飛行機が飛び交い、ジェット旅客機は海外…

冷たいシャワー:昔、懲罰・拷問 / 今は健康増進! (RTE-News, Oct 4, 2021)

「冷や水を浴びせる (Be immersed in cold water)」とは、ずいぶんと意地の悪い ことわざだ。やる気を出した人の意欲が、台無しなる所業だ。 しかし、19世紀初期 (江戸時代後期)、UKでは、これが「懲らしめ」に使われた。精神病棟、刑務所で暴れる精神病患者…

燃え尽き症候群 (burnout):どの世代、どんな職業に、なぜ? (RTE-News, Nov 9, 2021)

おそらく「slump (スランプ)」は、誰もが経験することだ。そのとき、心が受ける衝撃は、有望、ホープと期待される人ほど大きい。とまどい、目標を失いかける。 スランプによく似た症状が「job burnout (燃え尽き症候群)」だ。やる気を失い、職場の人間関係に…

英国カンブリア湖畔の白鳥:鳥インフルエンザに感染! (BBC-News, Nov 20, 2021)

England北西部「Cumbria (カンブリア州)」の Solway Coast (ソルウェイ・コースト)」に飛来した白鳥から、鳥インフルエンザウイルス「H5N1」が検出された。そのウイルスの発生源を求めて、他の野鳥についても調査したところ、多くの野鳥が、同じ「H5N1 avian f…

この世に生きる魔女:その誇りと悩み! (BBC-News, Oct 30, 2021)

ScotlandのHighlands (ハイランド地方)の片田舎の小さな家(croft)に、その魔女は住んでいる。魔女の名は Ms Tonks Brown (36歳)。「The Isle of Mul (マル島)」に住んでいた12歳の頃、「Paganism (パガニズム)」を信じるようになった。 ところが高校に入ると…

熟睡できる人、良く眠れない人:「完璧な睡眠」なんて、あり得ない! (RTE-News, Nov 10, 2021)

生活習慣は、人それぞれ皆 違うもの。夜、何時に寝ようが、それは、その人の生活リズミに合っていれば、それでいいことだ。 しかし、UKの「Biobank」に登録された88,026人のデータを分析した研究によると、就寝時間が早すぎても遅すぎても、「Cardiovascular …

銀河系の遥か2,800万光年のかなたに:「惑星 (planet)」発見か! (BBC-Science, Oct 28, 2021)

銀河系 (Miky Way)から2,800万光年離れた渦巻星雲「Messier 51 galaxy」の中の連星(binary system)「M51-ULS-1」に、惑星(planet)とおぼしき天体を発見した。 これが確かであるとすれば、銀河系の外の星雲で見つかった惑星の第1号となる。 これまで発見され…

今年の冬は強烈なウイルスがウヨウヨ:カゼとコロナにご用心! (RTE-News, Nov 5, 2021)

カゼ (common cold)を正式には「カゼ症候群 (common cold syndrome)」と呼ぶ。その昔、カゼは、風の邪気によって起こると考えられた。そこで、カゼを風と区別し、「風邪」と書く。 もちろん、今では、風の邪気を信じる人は誰もいない。 1.油断大敵、風邪引…

このところ、やる気が出ない:もしかして、季節性情動障害SAD? (RTE-News, Oct 9, 2021)

ドイツ、イギリスの冬は寒く、陰鬱な天気が続く。ゲーテもハイネも、まぶしいほど太陽の光が満ち溢れる南フランスやイタリア南部への旅行にあこがれた。 明るく、温かい日光を浴びると、心が晴ればれする。反対に、辺りの景色の何もかもが白一色の雪で埋めつ…

乳ガンに「嫌われる人」と「好かれる人」:リスクを避けるために! (RTE-News, Nov 4, 2021)

ガン (cancers)は恐ろしい病魔だ。ゆだんしていると、このとんでもない悪魔に取り憑(つ)かれてしまう。残念ながら、ガンの発症メカニズムは十分に解明されていない。しかし、この悪魔をできるだけ遠ざける方法が少しずつ分かってきた。 とくに、乳ガン (breas…

生臭い、うさん臭いと言うなかれ:魚のタンパク質の威力を見よ! (RTE-News, Oct 29, 2021)

「ハンバーグ、唐揚げ、ピザは大好きだが、生臭い魚は嫌いだ」。子どもばかりか、大人まで、こんなふうに魚を毛嫌いする。 確かに、サンマやイワシなどは、焼いても冷めると「fishy smell (生臭く)」なる。 英語の「fishy」には「うさん臭い」と言う意味もあ…

北極の氷の下に封印された魔物たち:氷が融けて、ぞろぞろ出現! (BBC-News, Sep 30, 2021)

地球温暖化のせいで、北極圏の氷がどんどん融けている。氷が融けると、異常気象が加速し、海面が上昇する。しかし、実は、もっと厄介なことが起こっていた。 WalesのAberystwyth(アベリストウィス)大学のDr Arwyn Edwardらが「Nature Climate Change」に発表…

人類は進化せず、知徳に欠けた生物:やっぱり解決できない気候変動! (RTE-News, Nov 4, 2021)

気候変動を抑え込もうと、この11月はじめ、各国の首脳陣が UKの Glasgowに集まった。ところが、案の定、当初、掲げられた目標も、高邁な理念もどんどん矮小化され、基本的かつ重要な気候変動対策は、会議が進行するにつれて、骨抜きにされて行った。 確かに…

七色に輝き、脚はすらりとしてセクシー:そなたさまのお名前は?(RTE-News, Sep 17, 2021)

現代人は、奇妙なことや驚きに慣れすぎて、ちょっとした事件では驚かず、興味・関心すら示さない。 それでは、地味な研究を続ける人が、人々をあっと言わせて、世間の注目を浴びるためにはどうすればよいか。 2011年、オーストラリア CSIROに所属する昆虫学者…

洋上風力発電がバラバラ:海に飛散し、海岸を汚染! (BBC-News, Oct 24, 2021)

「洋上風力発電」が安全で、環境に優しい」なんて、いったい誰が言い出したのだろう。 第一、海の環境・生態を守る日本の法律が不十分だ。海上ではどんなに騒音を出そうが、これを取り締まる規定はない。渡り鳥、海鳥がどれだけ、死んでも、海洋の生態がどん…

毒グモ (ゴケグモの仲間) に咬まれた!:貴女だったら、どうする? (RTE-News, Oct 23, 2021)

蜘蛛(クモ)だって寒さが嫌いだ。北風が吹き始めると、クモは隠れ家を求めて人家に侵入する。とくにメスグモにとって、人家は卵を産んで子育てするのに最適な場所だ。このメスを追ってオスグモも家の中に入り込む。 クモたちのほとんどは、ダニ、蚊、ゴキブリ…

Irelandの粗悪コンクリート被害:政府の救済予算約4,200億円! (RTE-News, Oct 1, 2021)

中国の武漢で発生したコロナウイルスは地球全体に拡散した。そのウイルスは、これまで 504万人以上の人命を奪い、世界中の人々の生活、経済を危機におとしいれた。医療関係者、商店・事業経営者は疲弊し、国の財政まで苦しい状況に追い込まれた。 そんな中で…

この冬を快適にすごすために:すぐにできる室内防寒対策! (RTE-News, Oct 8, 2021)

紅いモミジの葉っぱが散って、雨が霙(みぞれ)に変わる頃になると、冬はもう、そこまでやってきている証拠。この時節の晴れの日は貴重だ。収納していた冬物のコート、マフラー、ダウン、セーターなどは、着用する前に、乾いた晩秋の風に晒して日光消毒し、ふ…

「何もしないし、何もしたくない」CO2対策:地球はどうなる? (RTE-News, Oct 28, 2021)

CO2、CH4 (methane) などの温暖化ガス排出量を削減し、なんとか、地球の気温上昇を食い止めようと、世界中のリーダーが Scotlandの Glasgowに集まり、COP26がスタートした。 会議の目標は、「net zero emission」。2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロ…

酒の泥沼にはまって:からくも脱出、生還したWelshの話! (BBC-News, Sep 30, 2021)

その昔、天照大御神 (あまてらすおおみか)が天の磐戸に姿を隠すと、国中が暗闇に閉ざされた。そこで諸々の神々は磐戸の前に集まって、酒を飲み交わし、歌と踊りで騒ぎまくっては、天照大御神の注意を引き付けようとした。古事記に記された有名な話だ。それ以…

背すじがゾクゾク:環境に優しいハロウィーン (RTE-News, Oct 17, 2021)

Halloweenは、お化け顔にくり抜いたカボチャとセルロイドのコーモリを飾り、ゾンビ、魔女の衣装を着て騒ぎまくるお祭りとなった。 どうにも、人には、「making your spine tingle (背すじがぞくぞくする)」ような「spooky (怖くて恐ろしい)」ものに惹かれる気…

ダイヤ、エメラルドをレンズに加工した魔法のメガネ:印度の秘宝! (BBC-News, Oct 8, 2021)

その昔、ダイヤモンドには、闇に光を放つ不滅の力があり、エメラルドには、邪気を払う力があると信じられた。 ところが、なんと、ダイヤモンドとエメラルドをレンズに加工した豪華なメガネが、Londonの「Sotheby's (サザビーズ)」でオークションに掛けられる…

秋は「ノスタルジア」:でも、過去がよかったなんて思わないで! (RTE-News, Oct 7, 2021)

紅葉したモミジ、ケヤキの葉っぱが、乾いた秋の風に舞い散るとき、人はふと足をとめ、時の流れに気づいては、過去に思いをはせることがある。 生きている今の自分が大変な状況に置かれ、息苦しいほどのストレスに悩んでいるなら、なおさらだ。 そんな気分は…

水を飲みすぎて、よいこと!:わるいこと! (RTE-News, Sep 30, 2021)

夏の暑いさなかに水分補給を怠ると、「脱水症 (dehydration)」のリスクが高まる。では、人はどれだけの水を飲めばよいのか。 Oakland大学の Dr Joel Topfによると、健康な若ものの場合は、『のどが渇いたら水を飲む』だけで十分。もちろん、少々飲みすぎたどこ…