2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧
浜辺に打ち寄せる波の音に、小川のせせらぎ、松林を駆け抜ける風の音。そのどれも、心を和ませてくれる。しかし、このピアノ曲をはじめて聴いたときには、心がすっかり奪われるほど感動した。ショパンの遺作となった「夜想曲(ノクターン)第20番嬰ハ短調」。 …
とめようにも、止まらなくなった「global warming (地球温暖化)」。お陰で、気候が狂い出し、これまで経験したことがないほどの熱波、水不足、山火事、大洪水が、世界中で頻繁に発生するようになった。 今さらではあるが、なんとか、この「気候変動 (climate…
おとな、とくに政治家・権力者の好きな言葉に「建前( facade)」と「本音 (real mind)」がある。 表向きは、勉強させている振りをし、その実、校名を高めるために生徒には授業を受けさせず、代わりにクラブ活動をさせて、学校 (高校)の「広告塔 (poster boys)…
国内旅行では、何の問題もないが、海外旅行に、絶対持って行ってはならないものがある。龍角散だ。空港で、その白い粉が発見されると、麻薬と間違えられてやっかいなことになる。 さて、麻薬(drugs)と言っても色々。白い粉の「H (heroin)」、青い錠剤「Stree…
いつの時代、どこの国でも、もっとも懐(ふところ)を豊かにするのは、直接、汗をかいて生産に携わらない商人や、これに経済的支援を受けた政治家、支配者・権力者だった。現在、小麦・大豆、米などの農産物、金・プラチナ、銅などの鉱物資源は、メジャーと称…
Scotlandの中央部は、山岳地帯の「Scottish Highlands (ハイランド地方)」。そこに、UK最高峰の「Ben Nevis (ベン・ネヴィス山)」(標高1,345m)が、雄大に佇(たたず)む。 登山者は年々増え続け、今では年間16万人が頂上を目指す人気の山となった。 しかし、こ…
オレンジジュース100%とコーラ。糖分 (sugar)の含有率は、ほぼ同じ。暑い夏は、水をガブガブ飲むよりも、栄養価の高いオレンジジュース100%を飲んだり、シュワッとした清涼感のあるコーラやレモンシュカッシュに手を伸ばしがちだ。 でも、ちょっと待って。ジ…
オーム科オーム属の「long-billed corellas (天竺巴旦 [テンジクバタン])」。この白い鳥はAustralia、New Zealandの「native species (在来種)」で、クチバシが大きく、喉元に太い橙色の線が入る。寿命が人間とほぼ同程度に長く、器用に舌を動かして、人声を…
カモメとウミネコは鳴き声が違うだけで、どちらもカモメ科に属する海鳥だ。海のギャングとも、浜辺の掃除屋とも言われる。 私は、あの目つきが大嫌いだ。まるで、隙があれば、他の鳥のヒナや卵を盗み取ろうと常に狙っている、冷酷にして貪欲な目つき。それは…
Scotland自治政府の首都「Edinburgh」の中心から東へ5miles (8km)の地に、「Forth of Forth (フォース湾)」に面した、人口 2万人強の町「Musselburgh (マスルバラ)」がある。 「Mussel」とはムール貝 (イガイ)のことで、「burgh (バラ)」とは古英語で「town…
タバコをプカプカ吸っては煙を吐く「smoking (喫煙)」と、「obesity (肥満)」とは、周りが大迷惑を被(こうむ)る点に関して、まったく異なるものだ。少々、小太りだからと言って、他人にとやかく言われる筋合いはない。 それはそうだが、喫煙と肥満は、どちら…
この6月末、ヨーロッパを直撃した強烈な「熱波 (heatwaves)」。その原因は、もちろん「気候変動 (climate change)」がもたらした「global warming (地球温暖化)」にある。ただ、運の悪いことに、大西洋上に発生した暴風とヨーロッパ一上空に発達した高気圧が…
映画「Back to the Future」には、USのお得意の「銃による派手な殺し合い」がない。それでも、度肝を抜くシーンの連続に、観る人はTVの前に釘付けにされた。 ところが、表現が、それによく似た「Back to school」とは、UKで新学期のこと。したがって、添付の…
女性は更年期 (after menopause)に入ると、一般に体型が変わる。遺伝性もあるが、食べ過ぎ、運動不足が続くと、脂肪が「fat under the skin (皮下脂肪)」に回らず、「visceral fat (内臓脂肪)」としてお腹の周りに蓄積される。 少々、お腹 (なか)に脂肪が溜…
タバコの煙が肺などの呼吸器系組織を冒し、ガンを誘発することは、よく知られるようになった。それでも、UK在住の2,006人を対象にして「The Association of Optometrists (英国眼検協会AOP)」が実施した調査によると、その事実を知っている人は約3/4 (76%)。…
London市内を流れる「River Thames (テムズ川)」。その北側の岸辺に殺風景な「Tower of London (ロンドン塔)」が建つ。ここは、歴史的な要塞にして武器・宝物(ほうもつ)の保管庫であり、堅固な牢獄、処刑場でもあった。 ロンドン塔は、「怖いもの見たさ」の…
EU (欧州連合)の予算の50%以上が、加盟国29ヶ国の「The Common Agricultural Policy (共通農業政策)」に拠出され、21世紀の「環境に優しい農業 (environmental-friendly farming)」を目指した「The agri-environmental schemes (農業・環境計画AESs)」が進め…
このところ、電子タバコ (e-cigarette)の煙を吐き散らす人が目立つようになった。。 しかし、これが、電子タバコを吸う本人あるいは周囲の人に、どれほどの健康被害を及ぼすかについては、医学的な研究が遅れたせいもあって、科学的な検証が十分ではない。 …
梅雨のこの時期、生鮮食品(生もの)は傷みやすく、食中毒が発生しやすい。一般に、「調理の前には良く手を洗い、調理台・器具は常に清潔に」と言われる。 でも、どんなに「まな板 (chopping boards)」をピカピカに磨いても、顕微鏡で覗いたら、バイ菌 (harmful …
「贅沢 (extravagancy)」とは、必要以上に金銭・資源を消費することだ。わずかな給料で「Mercedes-Benz」を乗り回し、汗水流して働くことが大嫌い。『一生、嬉し、楽しで暮らして、何が悪い』と居直る若ものが少なくない。 しかし、Aesop (イソップ)は、「Th…
小さな町に小さなお茶屋さんがあった。戦後、そこの主人が復員し、町の小学校の補助教員になった。若い正規の先生よりも身分は低く、教員室の隅っこに先生の机があった。しかし、低学年の子どもを虐(いじ)める悪ガキの上級生に対しては、容赦なく、そのほっ…
「fortune (幸運)」、「misfortune (不運)」はどこにでも転がっている。しかも、その違いはコインの裏表どころではない。幸運は「打ちでの小槌」になりうるが、不運の落とし穴は、まるで「Black hole」。これに、はまると、全ての努力が、ムダに吸い込まれて…
「karate (空手)」、「karaoke (カラオケ)」、「kimono (着物)」は、「bonze (坊主)」とともに英語になった日本語。20数年前、カナダの友人に、その頃、国際的な流行語になった「karoshi」について尋ねられ、恥ずかしい思いをしたことがある。 COD (12ed.)は、…