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冬の乾燥・日照不足に強い観葉植物:その育て方と選び方! (RTE-News, Dec 5, 2021)

Erin's first bit of agony aunt plant advice is to bring it all back to basics of "water, light, soil, and temperature."

 りっぱな温室を備えた貴族の館(やかた)ならいざ知らず、寒い地方の一般家庭にとって、観葉植物を無事に冬越しさせるのは、至難の技だ。とくに、出張・旅行で家を空ける機会が多い人は、この時期、旅先で気にかかるのが、自宅に残して来たカトレア、クジャクソウサボテン、デンドロビウムにコーヒーの木。どれもこれも寒さに弱い植物たちだ。

 

 さて、IrelandのDublinで観葉植物のオンライン・ショップ「Hopless Botanics」を経営する Ms Erin Thomasによると、観葉植物を冬越しさせるためには5つのコツがあるという。

 

1.Match your plant care to the season.:季節に応じた育て方を

 

 植物には乾燥を好むものもあれば、嫌うものもある。まずは、部屋にある植物が乾燥を好む種類か、または、日陰がにがてな植物なのかを知る必要がある。

 しかし、一般に、植物は冬になると休眠状態に入るため、水やりは控えめにする。

 

 なお、鉢植えの表面が乾いていても、鉢底がビチョビチョ (soggy)の状態になっていることが多いので、注意が必要だ。

 

2.Move them as close to windows as possible.:できるだけ窓ぎわがいい

 

 北半球にあるIreland、日本の冬は、日照時間が短い。曇り日や雪の日が続くと、室内も暗くなる。こんな冬の日は照明をつけただけでは不十分だ。植物にも空が見えるように、できるだけ窓ぎわに植木鉢を置いて、太陽の光に当てることが望ましい。(葉に付着した埃を丁寧に拭き取ってやることもお忘れなく。)

 

3.Move them to warmer rooms if poosible.:できるなら温かい場所がいい

 

 玄関ドアの近くに植木鉢を置いては、植物がかわいそうだ。そこは、人の出入りが頻繁な上、すきま風にさらされる場所だ。もちろん、夜間、冷え込む屋外に放り出すのは論外。できることなら、就寝前に観葉植物を居間の中央に移動させると安心だ (そこがもっとも温かい場所)。

 

4.Mist more.:霧吹きを頻繁に

 

 冬の室内は乾燥しがちになる。そこで霧吹きの出番。量は少なくてもいい、頻繁に霧吹きをかけてやること。ただし、乾燥を好む cactus, succulents, begonias は別だ。

5.Buy un-killable plants.:丈夫な観葉植物を購入する

 これから観葉植物を育ててみたいと思っている人は、とにかく欲張らないこと。はじめから大型の観葉植物をたくさん部屋の中に持ち込んでも、毎日の手入れ、水やりなどの煩雑な雑用 (chore)に音を上げて、長続きしない。

 また、できるだけ丈夫で日陰に強く、手間いらずの観葉植物 (un-killabel plants)を選ぶことだ。

 Ms Thomasのおすすめは、次の7種。(植物の姿は、添付のRTE Newsを参照)

 

・Aspidistras:ハラン

・Philodendron Scandens:ハートリーフ・フィロデンドロン

・Chinese Evergreens:アグラオネマ

・Maranta Fascinator:マランタ・ファシネィター(ヒョウモンヨウショウ)

・Marble Queen Pothos:マーブル・クイーン・ポトス

・Bird of Paradise:ゴクラクチョウカ(ストレチア)

・Monstera deliciosa:モンステラ・デリシオサ (ホウライショウ)

                           

おわりに:とくにラン類は寒さに敏感で弱い。夜間、その鉢を深めの発泡スチロール箱に入れると、防寒対策になる。やがて、世話をしたご褒美が返ってくる。美しくも神々しく、清楚な花を咲かせてくれるのだ。

                  (写真は添付のRTE Newsから引用)

www.rte.ie