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燃え尽き症候群 (burnout):どの世代、どんな職業に、なぜ? (RTE-News, Nov 9, 2021)

27% of those surveyed said the reason for their burnout was due to pressure to be 'always on'

 おそらく「slump (スランプ)」は、誰もが経験することだ。そのとき、心が受ける衝撃は、有望、ホープと期待される人ほど大きい。とまどい、目標を失いかける。

 

 スランプによく似た症状が「job burnout (燃え尽き症候群)」だ。やる気を失い、職場の人間関係に いや気がさし、仕事がつらく、疲れやすくなる。この状況を放っておくと、有能な人材を失いかねない。

 

 この数ヶ月間、UK、USでは労働者のストレス・不安が高まり、これまで見られなかったレベルの燃え尽き症候群が、職場に蔓延するようになったという。

 

 さて、IrelandのLahinch(ラ匕ンチ)に「HR Technology (人材テクノロジー)」の本社「HRLocker」がある。この HRLockerが、Irelandで働く常勤正社員約1,000人を対象にした「burnout (燃え尽き症候群)」に関する調査を実施した。

 調査の主たる目的は、以下の 3点を明らかにすること。

・ストレス・レベル

・ストレスの主な要因

・ストレスが業務に及ぼす影響

 

 その結果、Irelandの職場の 2人に 1人 (50%)以上が「burnout (燃え尽き症候群)」を経験していることが分かった。ただし、世代間に違いがあった。

 

・Gen-Z  (Z世代): 18- 24          → highst levels 50%以上

・Millennials  (ミレニアル世代): 25- 40   → highst levels 50%以上

・Generation X  (X世代): 41- 56      → highst levels 50%以下 

・Senior generation (シニア): 57 -66    → highst levels 50%以上

 

 また、その「burnout (燃え尽き症候群)」の主な要因は次のとおりであった。

 

・pressure to be ‘always on’:「常に働け」のプレッシャー

・unmanageable workload:過剰な仕事量

・lack of control on their work:上司の適切な指示の欠如、

 

 さらに、「burnout」に与えた Covid-19感染並びにロックダウンの影響を尋ねたところ、

・回答者の67% (2/3):ストレスが溜まってマイナスの効果だった

・回答者の18%:work/life balanceが改善され、通勤が減ってプラスに働いた

と回答し、意見が分かれた。

 

 なお、業種によって「burnout (燃え尽き症候群)」の発症レベルが以下のように違っていた。

 

・Highest Burnout Levels

1.Carity / Not-for- profit:チャリティ / NPO

2.Social work:社会福祉事業

3.Emergency response:緊急対応

4.Medicine:医療

5.Communication:通信

 

・Lowest Burnout Levels

1.Hair & beauty:理容・美容

2.Third level education:高等教育

3.Construction:建設業

4.Telecommunications:情報通信

5.Entertainment & recreation:芸能・娯楽

 

おわりに:世の中は、なかなか思うようにいかないもの。また、良いことが1つあれば、悪いことが 10も起こるのが、世の常。人生のスランプなどで、くじけてはいけない。負けてはいけない。勝機、幸運のチャンスは必ずやってくるものだ。

            (写真は添付のRTE Newsから引用)

www.rte.ie