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水を飲みすぎて、よいこと!:わるいこと! (RTE-News, Sep 30, 2021)

 夏の暑いさなかに水分補給を怠ると、「脱水症 (dehydration)」のリスクが高まる。では、人はどれだけの水を飲めばよいのか。

 Oakland大学の Dr Joel Topfによると、健康な若ものの場合は、『のどが渇いたら水を飲む』だけで十分。もちろん、少々飲みすぎたどころで、身体に害はない。

 

 それどころか、水を多めに飲むと、尿中のシュウ酸、カルシウム、尿酸 (urin acid)などの濃度が薄まるため、

 

・kidney stone (腎臓結石)

・bladder cancer (膀胱ガン)

・gout (痛風)

 

の発症リスクを低下させる効果がある。

 

 ところで、健康なあなたにお勧めの、1日当たりの水の摂取量は

 

女性:約1.6L

男性:約2.0L

 

 この値には、ジュース、ミルク、野菜などを摂取したときに、体内に取り込まれる水分の量が含まれる。なんと、バナナの約 75%は水分とか。だから、大きめのバナナ1本(正味 140g)を食べると、約 110mLの水を飲んだことに相当する。

 また、甘いものが無性に食べたくなったとき、水を飲むと、その気分が失せるという。

 なお、夜間、ベッドの中で睡眠中に、汗となって体外に放出される水分の量は約350− 500mL。朝、目が覚めると、のどが渇き、尿の色が濃くなるのは、このせいだ。

 

 とくに注意が必要なのは、アルコール類。お酒、ビール、ワインなどを飲むと「dehydration (脱水症状) 」を起こしやすくなり、まれに、紅茶、コーヒーを飲んでも脱水症状のリスクが高くなる人もいる。

 さて、子どもや若ものが好んで携帯するスポーツドリンク。その電解質入りドリンクは必要なものなのか。

 結論から言って、長距離ランナーや、激しい運動を長時間続けて、大量の汗をかき、血液中の塩分濃度のバランスを失うスポーツ選手でもない限り、とくに必要なし。

 

 最後に、1時間に 8Lもの水をガブ飲みしたら、どうなるか。「brain swelling (脳腫脹)」を起こして、死に至ることもあるという。しょせん、無謀なことはしない方がいい。

 

おわりに:名水と呼ばれる泉・沢の水は軟水。これほど水が美味しい国は、日本の他に知らない。水は日本の宝の一つだ。大事にしたい。

 

追記:秋は、一年のうちでもっとも過ごしやすい季節だ。熟考にもよし、野山の散策・トレッキングあるいはガーデニングに最適な季節でもある。よって、少しばかり秋休み。                            (写真は添付のRTE Newsから引用)

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