2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧
『親の背中を見て、子は育つ』と言う。しかし、子どもが見ているのは、親の背中だけではあるまい。 親(おとな)が教育・勉強・本嫌い。なのに、タバコ・酒・ギャンブル大好きで、遊び好き。おまけにランチはドーナッツ、スイーツとくれば、その子どもは、親の…
Scotlandは北の国。その北東端に「Orkney islands (オークニー諸島)」が点在する。そのまた北の端の、北緯 59.37度の海面に浮かぶ小島が「North Ronaldsay (ノース・ロナルドゼィ島)」。面積がわずか690haの荒涼とした地に、住人約60人が住む。 この島の波打…
「目は口ほどに物を言い (The eyes are the window of the soul.)」とは、よく言ったものだ。ずる賢い悪人や、心根が曲がったり、嘘をつく人は、本心を見抜かれまいと、他人と目を合わせることを極端に嫌う。どんなに、世辞を並べても、空とぼけても、その心…
「袖振り合うも多生の縁」という。昔の人は前世の縁があって、結婚に至ると考えた。 日本が豊かになった1990年代、若いカップルは、こぞって成田から新婚旅行に旅立った。しかし、無事に飛行機が飛んで、目的地に到着し、その後、再び成田空港のゲートをくぐ…
添付の記事の執筆者Ms Emily Torresは、1996年のMichigan (ミシガン州)Point Hurons生まれ。ぶつぶつと、「American phrases (アメリカン・フレィズ)に溢れた、まとまりのない話が続く。これが「twitter (ツイッター)」かと驚いた。 まるで、カウンセリングの…
Londonの大英博物館には、戦争を辞さないほどの、イギリス国家の威信と矜恃を掛けて、世界中から収集した数多くの貴重品が収納、展示されている。古代エジプトのミイラが所狭しと陳列され、これを見る人には、収集家の並々ならぬ執念(しゅうねん)が伝わって…
突然、倒れて気を失う。これが「epilepsy (てんかん)」。脳の神経細胞が過剰に興奮して起きる神経疾患だ。ちまたでは「遺伝性」との噂が流れるが、原因は「遺伝性」だけにあるわけではない。「てんかん」は、種々のタイプに分類され、実は、その発症原因につ…
本当は、脆弱 (fragile)で気弱 (timid)な「生き物 (organism)」なのに、「強いものが生き延びる」などと勝手なことを言い、人類は、ずいぶんとひどいことをして来た。少数民族をいじめて、虐待し、金(かね)目当て、自己利益のためだけに森林を破壊し、河川や…
尾籠 (びろう)な話題で恐縮だ。しかし、健康のバロメータでもある「poo (うんち)」。 なかなか「お通じ」が来ないと、親しい友人にさえ相談できずに、ひとり悩むことも少なくない。「constipation (便秘)」は、健康な人でも7人に1人が経験する、ごくありふれ…
多くの人はセレブにあこがれ、そのしぐさ、私生活に興味津々(しんしん)。 あの「ツイッターCEO」のJack Dorsey (ジャック・ドーシィ)が食事をするのは「一日一食」。これがネット上で広がった。さらに、週に2日だけ低カロリーの食事をとるダイエット法や、週…
「それでも、地球は回る」。1633年、あの偉大なイタリアの天文学者 Galileo Galilei [1564-1644]は、宗教裁判に引き出され、強制的に「地動説」の撤回を迫られた後で、こんなふうに呟(つぶや)いたという。 今や「タバコが健康を損ねる」ことは、「地動説」と…
江戸の頃まで「労咳(ろうがい)」と呼ばれ、「不治の病」として人々から恐れられた「tuberculosis (結核TB)」。その感染力は強く、特効薬の抗生物質「ストレプトマイシン」が開発されるまでは、多くの人命を奪った。また、近年になっても、医者の診断・措置ミ…
「お多福」面は縁起物として、かって縁日の露店で売られていた。あの、ほっぺたがふっくらとして、目の細い女の顔には独特の愛嬌が漂う。 その名前のついた病気に「おたふく風邪 (mumps)」がある。UKでは1988年、3種混合ワクチン (MMR vaccine)が導入された。…
会社の経理・営業に携(たずさ)わる人は、誰でも「複利 (compound interest)」について知っている。利息が7%/年であれば、元本は10年後に約2倍にふくれ上がる計算のことだ。 このところ、イギリス人のネット利用時間は、年間7%の率で増加している。この状況…
女性の最大の敵は、なんと言っても「乳ガン (breast cancer)」だ。それも、40代の発症リスクが高い。 乳ガン腫瘍細胞は狡猾だ。ガン細胞内に、女性ホルモン「oestrogen (エストロゲン)」を食い物にするための道具「osetrogen-receptors (エストロゲン受容体)…
東京は新宿の明治神宮の森に入ると、それまで汗ばんでいた体が、スッと楽になる。都心にあって、そこの空気は違う。人間にとって、「green space (緑の空間)」は欠かせないものだと、実感する。 さて、UKの環境チャリティ団体「Filed in Trust」の調査による…
Walesの北西部「Gwynedd (グウィネズ)」。地図上のシルエットは、まるで魔女の顔。その鼻に当たる「 Llŷn Peninsula (リーン半島)」から1.9miles (約3.1km)の沖合に、小島が浮かぶ。幅1.0km、長さ1.6km、総面積179ヘクタールの「Bardsey Island (バージィ島)…
せっせとジムに通って「ダンベル (dumbbells)」で腕、肩・胸の筋肉を鍛えるのも良いが、余りにボディビルに凝りすぎて、筋肉増強剤を使うようになると、「気付かないうちに (inadvertently)」深刻な問題が起こる。 これ見よがしに、筋肉隆々の体を他人に、と…
「Artificial Intelligence (人工知能AI)」が、医者のガン診断能力を超えた。これは、この5月20日(月)に発行された医学雑誌「Nature Medicine」の話題だ。 肺ガンは年間180万人以上の命を奪う恐ろしい病気。とくに、喫煙者に、その発症リスクが大きい。USで…