ヒロシのWorld NEWS

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2019-01-01から1年間の記事一覧

アフリカ豚コレラ:中国・東南アジアで猛威をふるう! (BBC-Business, December 19, 2019)

ブタ肉は栄養価の高いタンパク源。ところが、今、世界中の養豚農家を震撼させているのは「African swine fever (アフリカ豚コレラ)」だ。 「The World Organaisation for Animal Health (世界動物保健機関)」によると、この豚コレラウイルスは、人間にとって…

ミクロな世界は不思議がいっぱい:最も知りたい不思議は病気の原因 (BBC-Health, December 18, 2019)

ある日、突然、体に力が入らなくなり、あれよあれよ言う間に、動くことも、話すことも、水を飲むことさえできなくなり、ついには呼吸困難となって死に至る病。難病の「amyotrophic lateral sclerosis (筋萎縮性側索硬化症ALS)」だ。この病気は、脳神経細胞と…

スマホ画面のブルーライト:眠れなくなるって、本当? (BBC-Health, December 17, 2019)

これまで、就寝前にスマホ画面やパソコンのモニター画面のブルーライトを見つめ過ぎると、ぐっすり眠れなくなるとされて来た。 しかし、これは本当なのか。Manchester大学の Dr Tim Brownらの研究グループは、ことの真偽を確かめるため、マウスを使った動物…

人類史上 最古の壁画:なんと「半獣半人」が狩りをする場面だった! (BBC-News, December 12, 2019)

古今東西、人類は、ときとして、生活の中で起きた事件を、何かに書き留めておきたい衝動に駆られるものらしい。 遠い国と言っても、インドネシアのボルネオ島から更に東の海上に浮かぶ「Sulawes i(スラウェシ島)」に、今から約44,000年前に住んでいた古代人…

乳ガンの発症リスクを半減させる!:抗ガン剤「アナストロゾール」 (BBC-Health, December 12, 2019)

ガン腫瘍は正常な細胞が壊れた姿だ。しかし、ガン (cancers)は瞬時に出現するわけではない。正常な細胞が何らかの原因で「multiple mutation (多重突然変異)」を起こし、徐々にガン腫瘍に変わってゆく。 乳ガンの中でも、「hormone-receptor positive breast…

好かれて、嫌われる!:その名は、ベルギー生まれのスプラウト (RTE-News, December 4, 2019)

これほど、好き (loved)、嫌い (loathed)がはっきり分かれる野菜は、他にない。クリスマス・イブのデナーで、七面鳥の肉料理の「付け合わせ (side dishes)」として添えられる「Brussels sprouts (芽キャベツ)」のことだ。 芽キャベツは、キャベツ、ブロッコリ…

永遠の輝き「Gold (金)」:小さな砂金の発見が人間を狂わせる! (BBC-News, December 11, 2019)

古代のエジプト、ギリシャ、ローマ。そのいずれの時代でも、権力者が最も探し求めたものは、その輝きを永遠に失うことのない「gold (金)」だった。 古代文明において、金の「mining (採掘)」と言えば、川底の砂利・泥を中華鍋のような道具 (pan)ですくい取り…

生態系を支える小さきもの:その隠れ家を作って、自然も心も豊かに! (BBC-Science & Environment, December 7, 2019)

地球上の昆虫が激減している。原因は自然破壊と殺虫剤。 「虫は大嫌い」と言う人が多い。しかし、ダンゴムシ (roly-poly bugs)、トビムシ(springtails)、ゴミムシ (ground beetles)などは、地面の落ち葉や枯れ枝を分解し、土に戻す昆虫。それは、生態系の土…

ゴミ・廃棄物で汚れ、酸欠になった海:マグロ・カジキは大弱り! (BBC-Science & Environment, December 7, 2019)

生活が豊かになり、エネルギー大量消費、日用品の使い捨てが当たり前の社会になり、どこの市町村も、ゴミで溢れかえるようになった。神聖な泉・湖、河川が穢(けが)され、海は廃棄物の溜まり場となった。 目先の利益・金儲けしか考えない企業は工場の排水を希…

海岸で隠遁?:そんな生物がプラスチックゴミで死に絶えている! (BBC-Science & Environment, December 5, 2019)

子どもの頃、海岸の岩場でヤドカニ (hermit crabs)を見つけては、よく遊んだ。危険が迫ると、さっと足を引っ込め、隙を見て、素早く逃げる。なんとも愛嬌のある小さな生き物だ。 ヤドカニの英語名「hermit crabs」を直訳すれば、「(世を捨てた)隠遁カニ」。…

北風なんか怖くない!:カサカサ乾燥肌のスキンケア対策 5項目 (RTE-News, December 6, 2019)

冬はどうしても、カサカサの乾燥肌 (dry skin)になりすい。気温が下がって大気中の湿度 (humidity)も下がるためだ。それに、室内・車内のエアコンが拍車を掛ける。顔、足首、背中までが乾燥して痒(かゆ)くなる。夜、ベッドに入って、体が温まると、その痒みは…

お酒が飲みたくてたまらない人に効果抜群だった!:ケタミン治療 (BBC-Health, November 26, 2019)

「酒は百薬の長」と言う。しかし、どんな薬と言えども、それを飲み過ぎては、病気を治すはずの、せっかくの薬が毒になる。また、薬で副作用のないものなど、存在しない。 世の中には、「お酒を飲み始めたら、底なし」、「お酒が飲みたくて飲みたくて、たまら…

ステージ4の前立腺ガンの腫瘍:免疫療法で消滅! (BBC-Health, November 28, 2019) 

空き巣狙いの泥棒、陰険・陰湿なハッカーや詐欺師のように、人に気づかれることなく忍び込むのがガン(cancers)だが、中でも取り分け、気づきにくいガンの代表格が「前立腺ガン (prostate cancer)」だ。 USでは年間47,700人 (日本では、推定その2倍)が新たに…

「スマホ中毒」の若もの:とどのつまりは、「うつ病」か「睡眠不足」 (BBC-News, November 29, 2019)

「他人に迷惑を掛けるものではなし、好きなことをして何が悪い」と息巻く人間は、たいてい、既に、自己統制 (self-control)を失って、ほとんど「病気」。 「addiction (中毒)」のことだ。 中毒は中毒でも、食中毒 (food poisoning)なら、薬を飲むと、まだ治…

USの新種の林檎「コズミック・クリスプ」:甘さ抜群で1年も保存可能 (BBC-News, December 1, 2019)

この季節、美味(おい)しい果物。それは何と言っても林檎(リンゴ)だ。古くから ・An apple a day keeps the doctor away. (1日1個のリンゴで医者いらず) と言われ、リンゴの生産地 Canada、USの大学のキャンパスでは、授業が始まる前の朝、リンゴをかじりなが…

温室効果ガス:小国が大国をその気にさせることができるか? (BBC-Science & Environment, November 25, 2019)

気候変動 (climate change)をもたらす主な温室効果ガス (greenhouse gases)は、 ・carbon dioxide:二酸化炭素CO2・methane:メタンCH4・nitrous oxide:亜酸化窒素NO2 ただし、地球の温暖化を高めている原因の 4/5はCO2 にある。 国連の「The World Meteoro…

熱帯アフリカの多様な植物種:その1/3が絶滅の危機に! (BBC-Science & Environment, November 21, 2019)

植物 (plants)は地球の生態系のバランスを保つためには、無くてはならない存在だ。地球上の生物の食糧・餌となり、大量の酸素O2を供給してくれるばかりか、人類にとっては、有用原料・医薬品素材として欠かせない大切な生物資源でもある。 ところが、最近にな…

都会の空気と田舎の空気:肺に異常を起こすのはどっちかな? (BBC-Health, November 25, 2019)

今から約2600年前、Aesop(イソップ)は考えた。『のどかな田舎で、ほそぼそと暮らすのがいいのか、それとも、なんでも豊富にあって、生活は便利だが、危険な都会で暮らすのがいいのか』と。そして、あの誰でも知っている「The Town Mouse and the Country Mou…

純粋ハチミツが加糖ハチミツだった:核磁気共鳴分析NMRで暴露! (BBC-News, November 25, 2019)

金田一春彦氏は、その国語辞書で、『商(あきな)いとは、(もうけるため)品物を売り買いすること』(学研 現代新国語辞典、改訂第3版、2002)と定義した。 したがって、損をする商売は、商いにならない。けれども、その「商い」に「まやかし」や「ごまかし」があ…

人間:それは他の動物に比べて、健康的な生活を送るようになったか? (RTE-News, November 20, 2019)

ヒト属(Homo)は自家用車を乗り回し、電車・飛行機に乗って、遙か遠くまで旅ができるようになった。文明が発達し、数百年前に比べると医術・科学、文化は格段にレベルアップした。 ところで、そのヒト属(Homo)の生活習慣あるいは健康にも、進展があったのだろ…

風神が眠りから覚めた!:風力タービンがうなって、海は大荒れ (BBC-Science & Environment, November 18, 2019)

難破して海岸に打ち上げられた男が、やがて、意識を取り戻すと、海を罵(ののし)る。『なんと、むごいことをするものだ。波一つない穏やかな海原(うなばら)に、船を漕ぎ出させたかと思うと、大波を起こして船を転覆させ、大勢の仲間の命を奪うなんて。』 する…

カビ臭い古物置き場の博物館:館内の空気までよどんでいる! (BBC-News, November 25, 2019)

博物館は過去にタイム・スリップする不思議な空間だ。しかし、その「謂(いわ)れ」も変わっている。英語の「museum」はギリシャ語「Mouseion」に由来し、それはギリシャ神話の9女神「Muse (ミューゼ)」の館 (seat [やかた])あるいは神殿 (temple)を意味した。…

ウイスキー銘柄「立派」が2つ:どちらが本物? その「立派」争い! (BBC-News, November 20, 2019)

東京浅草の雷門に佇(たたず)む仁王は、でっかっく、迫力があり、「立派」だ。これを英語で「Great」、ラテン語で「Magnus」と言う。 しかし、その「Magnus」を巡って、Scotlandの「molt whisky (モルト・ウイスキー)」会社とUSの「bourbon whisky (バーボン・…

超新星1987A爆発で生まれた中性子星:産衣をまとって発見される! (BBC-Science & Environment, November 19, 2019)

地球から約16.8万光年離れた「大マゼラン雲 (Large Magellanic Cloud」の中の「超新星1987A (Supernova 1987A)」。それが、今から 32年前の1987年、突如として「超新星爆発 (supernova explosion)」を起こした。それは、過去400年間で最大級の爆発だった。 …

地質屋の「猫かぶり」:石油会社の金 握って、口を閉じ! (BBC-Science & Environment, November 18, 2019)

薄汚れた心の持ち主が、うわべをつくろい、立派なことをしている振りをする。これを「hypocrisy (偽善)」とも「猫かぶり」とも言う。 英語「hypocrisy」はギリシャ語「hupokrisis」に由来し、その意味は「acting of a theatrical part (役者の芝居ぶり)」だ…

いじめ(bulling)根絶を目指し:その原因、特徴、対策、事例を考える! (BBC-News, November 14, 2019)

1.苛(いじ)めとは 「bulling (いじめ)」とは、さしずめ、こんなところだ。・intimidate or persecute (someone weaker)[COD 12ed.]:(弱いものを)威嚇したり、苦しめること つまり、肉体的あるいは精神的な苦痛を与えて、追い詰めることだ。「harassment (…

小さな町の大胆な戦略:一度失った賑わいを取り戻せるか! (BBC-News, November 14, 2019)

どの国でも、経済は「右肩上がり (upward trajectory)」が望ましい。しかしイギリスUKで、景気が上向いている企業は少ない。つい最近のことだが、あの「British Steel」でさえ、破産の瀬戸際まで追い込まれた。ようやく「China」資金の目処がついて、従業員…

ガン患者の「ハーブ補完療法」:ほとんど効果なしか、リスクあり! (BBC-Health, November 14, 2019)

「藁(わら)にも すがる思い」。ガン(cancers)と診断された患者にとって、「hormone therapy (ホルモン療法)」だ、「chemotherapy (化学療法)」だと医者に強いられても、不安は尽きない。少しでも早く回復したい一心から、処方薬とは別に、「ハーブ・セラピー…

肉好き、野菜嫌い!:それは単なるわがまま、それとも親ゆずり? (BBC-Health, November 12, 2019)

「良薬 口に苦し」と言うが、「broccoli」、「sprout (芽チャベツ)」も苦くて食べられない。さらに、それが昂じて、野菜嫌いになった人は少なくない。 好き嫌いの激しい、わがままな子ども、あるいは、そんな子どもが大人になっただけか、と考えていたら、そ…

類人猿が樹の上から地上に降りて進化:それは1,200万年前だった! (BBC-Science & Environment, November 6, 2019)

ゴリラ・チンパンジーなどの類人猿 (Great Apes)と、ヒト属 (Homo)との違いは何か。 体中に長い毛が生えている、生えていないの違いがあっても、DNAの遺伝子配列にはそれほどの差がないという。もちろん、悪いことをする方がヒト属で、家族・仲間思いの霊長…