2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧
一世を風靡(ふうび)したファッションには、その背景があり、服装の文化、歴史がある。また、それを身にまとう人には、矜持 (pride) と主張 (opinion)、思いやり (consideration) が備わっていたに違いない。 イングランド西部の Somerset (サマセット州) に…
どんな手術 (operations) であれ、痛いし、危険 (risk) を伴い、体が衰弱する。それに、手術代がめっぽう高い。100 歩譲って、それでも手術が必要なときはあるだろう。しかし、現実には、医師が最新の医療技術に基づいて、患者の立場に立った真剣な手術判断…
アマガエルには、何とも言えない愛嬌がある。ペタペタと手のひらを歩き回る感触もさることながら、ケロケロと鳴く声は、自然に生きる喜びを称える賛歌そのもの。それに、木の上の、葉ダニや毛虫などの厄介者たちをパクパク食べてくれる。小さくとも頼もしい…
昨年 3 月に、アメリカ航空宇宙局 NASA の無人探査機 Dawn が、火星と木星のとの間の小惑星帯にあって太陽の周りを回る、直径 950 km の準惑星「ケレス(Ceres)」の周回軌道に入った。あれから、ちょうど1年が過ぎ、現在、Dawn が観測、撮影した膨大なデータ…
Salt (塩) は、調理に「欠かせない調味料 (a necessary adjunct)」だ。人類は6,000BC 頃から塩を使い始めたとされる。冷蔵庫のない時代、肉や魚などを長期間保存するためには、なくてはならないもので、大切な軍事・戦略物質であったに違いない。 ローマ時代…
[ それは、まるで、ニューギニアにる生息する極楽鳥(フウチョウ)のオスとメスが互いに求愛ダンスを繰り広げているように見える。ただし、ここでは、大きく広げた翼 (つばさ) の代わりに、重ね着のペチコートに、房飾りのショールが目を引く。さらに、ダンス…
世間では「住めば都」と、よく言うが、世の中には、「住み暮らすのに最適な場所」は確かにありそうだ。アメリカや中国はさて置いて、Canada の Kingstonや France の田園地帯などは、日本の、とある市、町や村よりも住みやすいように思えた。 さて、イギリス…
旅行中、運悪く、周りに行儀 (manners) の悪い客が乗り合わせたら、せっかくの楽しい旅も台無しになる。だから、「あなたは新幹線派?、それとも飛行機派?」と問われたら、迷うことなく、「飛行機派」と答える。飛行機では、「せいぜい、小一時間のがまん」…
この世に赤ん坊を運んでくるのは、コウノトリ (white storks)。また、コウノトリが屋根の上に巣を作る家には幸せがやって来ると、言い伝えられた。 ところで、コウノトリは、「Aesop's fables (イソップ寓話)」の「The Flogs asking for a King (王様をせが…
地球全体が寒冷化した時代、北アメリカ、ユーラシア、ヨーロッパの各大陸は厚さ数千メートルの氷床 (ice sheet) に覆われた。それが、約 1 万年前、地球の気温が上がり始めると、氷は溶け、氷河は北に後退した。その結果、氷床の重力でマントルに沈み込んで…
"There are trillions of bacteria living in our guts and on our bodies - more than 10 times the number of body cells in one individual." [ 人間の腸内と体の表面には、数兆個のバクテリアが住み着いている。その数は、何と、人間の体を構成する細胞…
人には、なかなか、そこから逃れないものがある。チョコレートにコーヒー、エクレアにだんごは、まだ良い方だ。酒、タバコ、パチンコ、ギャンブルとなったら、これはもう「中毒 (addiction)」だ。中毒になったものを断ち切るためには、よほどの覚悟がいる。 …
光と影が切っても切れない縁にあるように、世の中には、善と悪がある。善と呼ばれる人がいるならば、その対局には悪が存在してきた。人間にとって「悪」となるような「悪魔」、「悪人」、「悪徳」などをこの世から一掃したいが、それがこんりんざい、無理な…
ガン治療に「劇的 (dramatically)」な進展があった。 誰も、「治療薬 (drugs)」がそれ程の効果を発揮しようとは、思いもしなかった。ある日、外科医 (surgeons)が手術をしようとしたら、ガンは跡形もなく消えていた。 ガン患者にとっては、夢のような本当の…
人類の顔の進化のなぞが明かされた。 チンパンジー (chimpanzees) に似た原人の顔が、現代人 (Homo sapience) の顔に変化したのは、人類の祖先が、石器を駆使して、肉をたくさん食べるようになったからだ。 このような新説の進化論が、Harvard 大学の Daniel…
人間の記憶 (human memory) は、当てにならないことが、間々にある。話そうと思ったことが、何かに気を取られたとたんに、忘れてしまい、恥をかく。 また、外出しようと思い、2 階の寝室に置いた車のキーを探しに、階段を登って、部屋のドアを開け、中に足を…
水星 (Mercury) は、太陽系 (solar system) の中で太陽に最も近い軌道を周回する惑星。その公転周期は約 88 日で、地球の約 1/4 で太陽を一周する。「素早く動き回る星」と見た古代の人は、ローマ神話の俊足の神「Mercrius (メルクリウス)」に因んで「Mercur…
DNA の遺伝子情報の誤りが原因で、細胞が突然変異を起こすと、その増殖が暴走する。これが癌 (ガン) だ。樹には幹(みき)があるように、ガン腫瘍 (tumour) にも幹があり、そこから枝分かれするように、ガンはあらゆる方向に広がって行く。この結果、ガン疾患…
人生は、山あり谷あり、砂漠ありの連続だ。心配 (fear) や悲しみ (grief) で胸が痛み、胸がつぶれそうになることもある。心が「負のストレス (negative emotional stress)」で追い詰められ、しつこく悩まされるからだ。できることなら、人生はバラ色、楽しい…
誰でも年をとると (as we age)、髪の毛に白いのが混じるようになる。いつまでも若くありたいと願うのが、人情というもの。染め剤 (hair dyes) を使うのも良いが、その効果は一時的だ。 ロンドン大学の Dr Kaustubh Adhikan を中心とする国際研究チームが科学…
「Et tu, Brute ?」。これは、Shakespeareの作品「Julius Caesar」で、ジュリアス・シーザーが刃(やいば)に倒れるとき、叫んだラテン語 (Latin)。「ブルータス、お前もか?」。 先ごろ、ドイツの「フォルクス・ワーゲン (VW)」社に続いて、「メルセデス・ ベ…
肥満の原因は何か。食べ過ぎ、運動不足、糖分・高カロリー食品の摂り過ぎ等々が挙げられる。しかし、ここに「もう一つ」の原因が明らかになった。それは、「食べたことの記憶 (episodic memory)」。 「Quarterly Journal of Experimental Psychology」に掲載…
地球上の大気の組成 (atmospheric chemical compounds) の 99.0% は、窒素 (78.1%)と酸素 (20.9%) が占める。次に多い成分はアルゴン Ar (0.93%)。そして、あの、地球温暖化の元凶とされる二酸化炭素 CO2 の割合は、0.037% と以外に少ない。 大気組成は、も…