地球
人類の祖先「初期猿人」が、樹の上から地上に降りて二足歩行を始めた約700万年−500万年頃、個性あふれる多くの生物も、互いに影響を及ぼし合いながら「進化 (evolution)」を遂げて、地球上の「生物多様性 (biodiversity)」が進んだ。 そして、生物は、その D…
「地震、落雷、火事、噴火」。どれも怖い災害だ。近年、これに「原発、津波、暴風、洪水にウイルス感染」が加わった。 一部の不心得な原発推進者が「ほぼ絶対に起こらない」と断言してはばかることがなかった原発でさえ、複数の事故を起こし、大惨事を招いた…
今からおよそ6,800万年前、地球上の食物連鎖の頂点に立った「肉食恐竜 (carnivorous dinosaurs )」で、恐竜 (dinosaurs)の中の王にまで上りつめた恐竜と言えば「ティラノサウルス (Tyrannnosaurus)」。 その名は、古代ローマの暴君ネロと同じく、残虐の限りを…
人類 (human)が地球上に出現したのは、熱帯のアフリカのジャングルだった。樹の上から地上に降りて二足歩行を始めた初期猿人「Ardipithecus (アルディピテクス)」だ。今からおよそ700万年前〜500万年前のことだ。 その後、約400万年前に、気候変動が起こる。…
気候変動 (climate change)をもたらす主な温室効果ガス (greenhouse gases)は、 ・carbon dioxide:二酸化炭素CO2・methane:メタンCH4・nitrous oxide:亜酸化窒素NO2 ただし、地球の温暖化を高めている原因の 4/5はCO2 にある。 国連の「The World Meteoro…
ヒト属(Homo)は自家用車を乗り回し、電車・飛行機に乗って、遙か遠くまで旅ができるようになった。文明が発達し、数百年前に比べると医術・科学、文化は格段にレベルアップした。 ところで、そのヒト属(Homo)の生活習慣あるいは健康にも、進展があったのだろ…
難破して海岸に打ち上げられた男が、やがて、意識を取り戻すと、海を罵(ののし)る。『なんと、むごいことをするものだ。波一つない穏やかな海原(うなばら)に、船を漕ぎ出させたかと思うと、大波を起こして船を転覆させ、大勢の仲間の命を奪うなんて。』 する…
薄汚れた心の持ち主が、うわべをつくろい、立派なことをしている振りをする。これを「hypocrisy (偽善)」とも「猫かぶり」とも言う。 英語「hypocrisy」はギリシャ語「hupokrisis」に由来し、その意味は「acting of a theatrical part (役者の芝居ぶり)」だ…
ゴリラ・チンパンジーなどの類人猿 (Great Apes)と、ヒト属 (Homo)との違いは何か。 体中に長い毛が生えている、生えていないの違いがあっても、DNAの遺伝子配列にはそれほどの差がないという。もちろん、悪いことをする方がヒト属で、家族・仲間思いの霊長…
これまでの河川工学、防災工学はいったい何だったのか。専門家、政府・行政当局は、台風19号の豪雨の規模と、それがもたらした自然災害を、一様に「unexpected (想定外)」とするが、なぜ、こうも被害が拡大したのか、災害対策に問題がなかったかについては、…
南極大陸の東海岸に「Amery Ice Shelf (アメリィ棚氷)」が広がる。この「Amery」は南極大陸で3番目に大きな棚氷(なたごおり)だ。そもそも、棚氷とは、大陸から海に押し出された氷河 (glaciers)が、そのまま海面に浮かんで広がっているもの。大陸の高所に降る…
気候変動 (climate change)は地球温暖化 (global warming)をもたらした。そして、氷河・極地の氷が急速に溶け出し、海面が上昇し、台風・ハリケーンの規模が大きくなった。こうして、世界の気象は、完全に狂ってしまった。 Reading大学の Dr Emanuele Bevacq…
澄んだ小川のせせらぎに出会うと、心が洗われる。澄み通った青い空は希望を与える。穢(けが)れのない真っ白な雪は、純粋な神の世界を思わせる。 しかし、その水も、大気も汚れに汚れ、無垢の雪まで汚されて、穢 (けが)された。 ヨーロッパ大陸に降る雪は、1 …
賢人 (wise man)。これまた、大それた、驕(おご)った名前を付けたものだ。些細(ささい)なことで他人を傷つけ、殺す、または他人を騙(だま)す輩(やから)は、到底、賢人とは呼べない。 それなのに、人類のラテン語名は「Homo Sapience (ホモ・サピエンス)」。「…
カナダで過ごした冬は、大学のキャンパスがダイヤモンド・ダストで覆われて、凍て付くような寒さだった。それに、冷たい風が吹き付け、サラサラした粉雪を舞い上げると、手足を動かさないでジッとしているものなら、体の芯まで凍えてしまう極寒だった。 そん…
満天の星空にオーロラが妖しく揺らめく極北の地。そこは、北緯60度33分より北の「北極圏(The Arctic Circle)」だ。 夏には太陽が地平線に沈まない日もあるが、逆に、冬になると、太陽が地平線から現われない日もある極寒の気候の地だ。 その北極圏で異常事態…
とめようにも、止まらなくなった「global warming (地球温暖化)」。お陰で、気候が狂い出し、これまで経験したことがないほどの熱波、水不足、山火事、大洪水が、世界中で頻繁に発生するようになった。 今さらではあるが、なんとか、この「気候変動 (climate…
この6月末、ヨーロッパを直撃した強烈な「熱波 (heatwaves)」。その原因は、もちろん「気候変動 (climate change)」がもたらした「global warming (地球温暖化)」にある。ただ、運の悪いことに、大西洋上に発生した暴風とヨーロッパ一上空に発達した高気圧が…
「目は口ほどに物を言い (The eyes are the window of the soul.)」とは、よく言ったものだ。ずる賢い悪人や、心根が曲がったり、嘘をつく人は、本心を見抜かれまいと、他人と目を合わせることを極端に嫌う。どんなに、世辞を並べても、空とぼけても、その心…
江戸時代に比べて、日本人は、ずいぶんと背が高くなった。それはUK、ヨーロッパ諸国の人とて同じだ。人間の、走る、飛ぶ、投げる、泳ぐなどの運動能力も飛躍的に伸びて、オリンピックでは、毎回、記録が更新される。 人類すなわちヒト属 (Homo)は大型になり…
この一枚の写真に、心が打たれた。威風堂々。Gorillas (ゴリラ)はすっくと立って、胸を張り、ジッと自撮りカメラを見つめる。親を密猟者に殺された子どものゴリラの姿だ。 2007年、親を銃弾に奪われた、当時4ヶ月と2歳の Gorillaは、救ってくれたレンジャー…
「日出ずる国」とは、日本だけとは限らない。古代ギリシャ人は、東方の小アジア一帯をギリシャ語で「Anatole (日出ずる国)」と呼んだ。現在のトルコに当たる地域「Anatolia (アナトリア)」のことだ。 そのアナトリアで、新石器時代の、今から約8,000年前 (6,…
ほとんど神話(legend)の世界だが、初代天皇の神武天皇が即位したのはBC660年とされる。その頃と言えば、ヨーロッパ・中東は鉄器時代に当たり、古代ローマも、建国(BC753 )から90年以上が過ぎていた。 そのBC660年に、太陽は、その表面で、近年観測されたこと…
沼地・葦原(あしわら)は耕作に向かない荒れ地。しかし、沼には蓮の花が咲き、ヒツジグサ、コオウボネなどの水生植物が彩(いろど)りを添え、マガモ、カルガモ、カイツブリなどの水鳥がエサを求めて、仲間と憩う。そこは、多くの動植物にとって、なくてはなら…
海は青い。それは、海水が可視光線中の赤色の光を吸収し、青色を反射するためだ。ところが、その海に、小さな魚のエサとなる「phytoplankton (植物性プランクトン)」が大量に発生すると、海の色は、青から「緑っぽい色 (greenish)」に変わる。これは、植物性…
今から1 - 2億年前、地球は恐竜が支配した。地球上の至るところをのし歩き、力の強さも権力も絶好調で、敵なしだった。しかし、恐竜がしたことと言えば、巨大化した体で、威張り散らすだけだった。 ところが、その後、地球上に現われた「ヒト属 (Homo)」は始…
カリフォルニア州の「Sierra Nevada (シエラ・ネヴァダ山脈)」には思い出がある。そこは、日本の中央アルプスのように、夏が近づいても山の峰々に真っ白な雪を抱いて、California東部を縦走する山脈だ。それも、そのはず。「Sierra Nevada」とは、ペイン語で…
今ではすっかりお馴染みになった「El Niño (エルニーニョ)」。元々はスペイン語で「幼子 (おさなご)イエス・キリスト」のことだ。それがエルニーニョと言えば、気象学の「エルニーニョ現象」を指すようになった。神の名で呼ばれるにもかかわらず、近年、ヒト…
宇宙に輝く巨大な恒星 (giant stars)は、その終焉に近づくと「白色矮星 (white dwarfs)」となり、やがて爆発的な「核融合反応 (fusions)」を起こして、一生を終える。それは凄まじくも、潔(いさぎよ)い死にざまだ。 爆発瞬間の核融合反応では次々と反応ステ…
なぜ、人類の祖先 (our ancesters)が、樹から地上に降りて、直立して歩くようになったのか。それは、今でもミステリーとされている。 しかし、人類の祖先とされるヒト科ヒト属 (hominins)の初期猿人 (earliest hominins)「Ardipithecus(アルディピテクス)で…