2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧
「Saturn(サターン)」と呼ばれた「mississippi alligator (ミシシッピワニ)」は、数奇な運命をたどった。 生まれたのはUS (アメリカ合衆国)。すぐにドイツの「Berlin Zoo (ベルリン動物園) 」に寄贈される。それが1936年のことだ。 ところが、その後の1939年…
UKでは、3月23日、外出禁止令が発令され、パブ、レストランが閉鎖され、人々は、家に閉じこもることを余儀なくされた。すると、人々は、以前にも増して、アルコール類を飲むようになった。 お陰で、スーパーやコーナー・ショップ (小さな酒類販売店)のアルコ…
どのスーパーでも、入り口にアルコール消毒液が置かれ、ほとんどの人は、そこで手を消毒するようになった。中には、カートや買い物かごのハンドルまで丁寧に消毒液を振りかける人もいる。 さて、これでコロナ感染対策は十分だろうか。 University College Lo…
「軽い」、「スカッとする清涼感」、「初心者向き」などの、謳(うた)い文句で売り出した「menthole cigarette (メンソールタバコ)」。タバコの有害性を気にする人には、その宣伝文句で「misperception (誤解)」を植え付けた(洗脳した)。いわゆる『メンソールタ…
新型コロナ感染防止対策の一環として「外出制限」が強いられた人々は、自宅で、いったい、何をしているのだろう。 思いがけない調査結果が報告された。 IrelandのTrinity大学「The Department of Physiotherapy(理学療法学科)」の Dr Emer Barrett, Dr Cuisl…
遠野物語の「座敷わらし」、「かっぱ」を迷信 (superstition)の一言で片付けてしまっては、身も蓋もない。それは、紛れもなく、民衆の日々の苦しい生活から浮上した信仰であり、そこには人々の思いや願いが深く込められている。それは単なる迷信ではなく、名…
いかに「尾ひれが付く」とは言え、古代中国人が考えた、尾が9本の化け狐「九尾狐」は、人を煙に巻く話だ。その古い逸話が、朝鮮半島の百済を経て日本に伝わり、狐の妖怪や、狐の化けた女の話が民衆に知れ渡った。その際、日本に帰化した百済人(移民)が、「狐…
ヨーロッパでは、大手自動車メーカーの生産ラインが一部操業を開始したものの、その販売は低迷している。カー・ディーラーのボヤキを尻目に、唯一、気炎を上げている産業がある。「bicycle industry (自転車産業)」だ。 UKで、カー部品の他にバイク(自転車)の…
空気が汚れ、湖沼に河川、それに、世界のどの海も汚れに汚れて、森林が消え、多くの野生生物とともに自然が消えた。今後、世界はコロナウイルスの他にも、第2、第3のコロナあるいは新種のウイルスに襲われる可能性が十分にある。 200−300年後の地球が、今より…
To: Dr Eddie Marphy 私の名前はMary、42歳。現在、子ども1人に夫と一緒に暮らしている。子どもの頃は、不安な気持ちに駆られたり、自信が持てなくて悩んだ。ティーンエイジャになると、学校でイジメを受け、睡眠薬を大量に飲んだこともあった。 社会に出る…
驚いたときには、思わず息が止まる。がっかりしたときは、ため息がでる。走って走り抜いたら、息が切れそうになる。興味のない話に付き合って、眠くなると あくびが出る。 こんなふうに、心の動き、感情、体の疲れぐあいによって、呼吸は違うもの。逆に、人…
ウイルスは、変異 (mutation)を続ける。それは、毎年、違ったタイプのインフルエンザが流行することでも分かる。 新型コロナウイルスと言っても、すでに数百種の異なったコロナウイルスが発見されている。遺伝子変異を繰り返し、ウイルス表面から放射状に突…
新型コロナに感染し、死亡した人の数が UKで32,000人を超えた(BBC-News:May 13)。その中には、感染者の治療・介護に当たった医者・看護士なども、少なからず含まれる。 無責任な行動をとったばかりに、コロナウイルスを他人に感染させた、他人への思いやりがま…
「俺さまが、どこに行こうと、何をしようと勝手。他人にとやかく言われる筋合いはない」。「もう、あれこれと、他人に指示されるのは、がまんならない」などと、埒(らち)もない我がままを言っては、パチンコに入り浸り、あるいは飲み会に出かけてコロナウイ…
我がまま、不埒(ふらち)で無知。その上、軽率な「ヒト属 (Homo)」は、ときに、とんでもないことをしでかす。 その昔、暇と金を持て余した一部の「horticulturist (園芸家)」もそうだった。日本から「イタドリ (Japanese Knotweed)」を持ち出して、自宅の庭に…
かって軍人、政治家・役人は、偉そうに見せるため、口ひげ・顎ひげを蓄えた。今でも、若い人に、実際よりも強そうに、偉そうに見せるために、口ひげをはやしている人がいる。 Roald Dahlは「髭づら」を皮肉って、「The Twits (ろくでなしの二人)」を書き上げた…
軍事技術開発が思わぬ新製品の登場につながることは、よくあることだ。 USの Northwestern大学の Omar Farna教授らの研究チームは、国防省の依頼を受けて、化学兵器「神経ガス」攻撃から身を守る「absorbent materials (吸収材)」の研究を続けていた。 そし…
アガサ・クリスティ (Agatha Christie)のミステリに登場する「エルキュール・ポアロ」は、ご存知ベルギー人。ベルギー人 (Belgians)は、ポテトチップス (chips)が大好き。それも、マヨネーズをたっぷりと付けて食べるのがベルギー流とか。 ベルギーと言えば、…
原因不明、したがって治療が難しい「川崎病」。子どもがこれに罹患すると、全身の血管に炎症が起こり、高熱を発し、体に発疹が現われ、手足の指の皮膚がむける奇病 (rare disease)」だ。 なんと、新型コロナウイルスに感染した子どもに、その奇病によく似た…
『こんな夢をみた。』夏目漱石の「夢十夜」は、こんな書き出しで始まる。しかし、そもそも夢は、辻つまの合わない場面が連続するもの (a sequence of ilogical events)。普通の人は、一夜の間に4 − 5回の夢を見ているという。 Dr Neil Stanleyによると、その…
狂言の「「附子(ぶす)」は、よく知られた演目。附子とは猛毒のトリカブトのこと。しかし、狂言の舞台の「附子(ぶす)」は、主人がこっそり隠していた「はちみつ」だった。 なお、古代インドにあって、蜂蜜には「evil spirits (悪魔)」を寄せ付けない力がある…