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女神イーリスの称賛:コロナで苦闘するUKの空に大きな虹が! (BBC-News, May 1, 2020)

Double rainbow over Hanthorpe in Lincolnshire

 新型コロナに感染し、死亡した人の数が UKで32,000人を超えた(BBC-News:May 13)。その中には、感染者の治療・介護に当たった医者・看護士なども、少なからず含まれる。

 無責任な行動をとったばかりに、コロナウイルスを他人に感染させた、他人への思いやりがまったく欠ける人もいれば、その悪性コロナから、人の命を必死で救った、他人への思いやりに溢れた「carers (医療スタッフ)」もいたのだ。

 新型コロナで重症化した患者の緊急医療に当たっているそれらの人々は、疲労と緊張・ストレスの限界に達しているという。まさに、医療崩壊の寸前に追い込まれているのだ。

 そこで、4月30日 (木)の夕方、UKでは、「Clap for carers (医療スタッフに拍手)」を送って、命がけで人の命を救う作業に携わる医療従事者に、感謝と激励の気持ちを表わした。

 すると、その拍手の最中に、それは起こった。

 突然、空に大きな、それも鮮やかな「rainbow (虹)」が掛かったのだ。ところによっては、「double rainbows」となったそうだ。 (その美しい虹は添付の BBC Newsで堪能できる。)

 英語の「rainbow (虹)」は、ギリシャ語で「Iris (イーリス)」。すなわち、「虹 (rainbow)」はギリシャ神話の女神「Iris (イーリス)」の化身と言われる。それは「a symbol of hope or a promise for peace (希望の象徴あるいは平和への約束)」でもあり、「慈悲」、「苦難の終わり」、「復活」の象徴ともされる。

 なお、仏教では、虹を「あの世とこの世の架け橋」と見る。

 漢字の「虹」は、竜を表わす「虫」と、空を表わす「工」の組み合わせで成り立つ。古代中国人が、虹を見て、あれは、「天空を駆け回る竜の姿」と考えたからだ。

 

おわりに:21世紀最悪の疫病「コロナ」。それの疫病神が早く去って、みんなが、再び健康で平和な暮らしができるように、そしてまた、苦闘する医療スタッフに対する感謝の気持ちを表わすために、家々の窓辺に、手づくりの「rainbows」を掲げているそうだ。その気持が創造主に伝わったのだろうか。 

         (写真は添付のBBC Newsから引用)

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