なぜ、運動が必要か?:運動すると、筋肉に何が起こるか? (RTE-News, Jan 18, 2022)
運動 (exercise)は健康の維持に欠かせない。身体を動かすことによって心拍数が上がり、血液が筋肉、脳、肝臓にどんどん送られて、細胞のメタボリズム (新陳代謝)も高まるからだ。
さて、Limeric大学の Dr Brian Carsonは、『運動によって筋肉に何が起きるのか』について焦点を当て、これを分かりやすく説明してくれる。
運動すると、筋肉の細胞核 (mnucleus)に内蔵された「messenger RNA (mRNA)」のコード・プロセスが盛んになって、アミノ酸からせっせと新たな筋肉がつくりだされる。この筋肉の増強プロセスは、運動後、約3時間経過した段階でピークに達する。
筋肉の増強は、「exercise capacity or performance (運動能力)」の向上につながり、身体が より逞しく、速く走り、高く跳べて、強い力を発揮できるようになる。
ちなみに、筋肉は肉体の約40%を占め、身体の最大の組織 (organ)でもある。筋肉を鍛え、その機能を維持することは、「the peiod of the life spent in good health (健康寿命)」の延長に欠かせないのだ。
さらに、運動によって筋肉が増強されると、その筋肉が「blood glucose (血糖)」を吸収するスポンジのように働くため、運動が、2型糖尿病などの「metabolic diseases (代謝疾患)」やガン、心臓疾患の予防・治療に効果があるのでは、と期待されている。
おわりに:運動は他人を打ち負かすため、筋肉を他人に自慢するために行なうものではない。運動の目的と、その効果を正しく理解すべきだ。
(写真は添付のRTE Newsから引用)