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これを食べたら、眠くなる!:それはなぜか? (RTE-News, October 20, 2020)

What you choose to snack on before bedtime can play a big role in how well you slumber

 この数日中に遠足・ハイキングやバカンス旅行の予定を立てている人、またはデートの約束のある人は、夜になってベッドに入っても興奮冷めやらずの状態で、何度も「tossing and turning (寝返りを打って)、なかなか眠れないだろう。

 

 しかし、世の中は、そんな幸せな人だけとは限らない。病院の診察・検査結果に気が晴れない人や、新型コロナの影響で会社の業績が悪化し、収入源・減給、解雇・失業に怯えている人もたくさんいる。

 

 その状況は日本だけではない。フランス、ドイツ、UKをはじめとする欧州主要各国は、いずれも Covid-19の第 2波に襲われて、感染者が急増している。学校(教育)、旅行、商業・経済活動が制限され、国家の財源も家庭のサイフも底が見えるほどになった。航空会社、鉄道・バス路線会社、ホテル・旅館、飲食店、観光・旅行会社は収益が激減し、倒産寸前に追い込まれている会社も少なくない。

 もう、誰も考えなくなった。「飛行機が満席になって飛び交う日は間近い」と ....。

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 その渦中の真っただ中にある人は、将来が気がかりで眠れないに違いない。英国の「The Sleep Council (睡眠協議会)」の調査によると、UKでは国民の約 1/3が、専門医の治療を必要とする「insomnia (不眠症)」に悩まされているとされる。また、Irelandも、 UKに次いで世界で最悪の「sleep-deprived coountry (睡眠不足の国)」という。 

 

 そんなこんなで眠れないときは、RTEが勧める食事改善法に挑戦してみるのもいい。次の 4品目を食べると、夜、ぐっすり眠れる。

 

1.Nuts

 アーモンド、クルミ、ピスタチオ、カシューなどの「crunchy nuts (カリカリナッツ)」には、睡眠ホルモン「melatonin (メラトニン)」がいっぱい。それに熟睡に欠かせないミネラル Mg, Znも含まれている。さらに、1日当たり一握りのナッツを食べると、幸せホルモンの「serotonin (セロトニン)」の分泌が促進される。

2.Turkey

 クリスマスイブのご馳走の定番は「七面鳥」。ヨーロッパの貴族は、かって好んでハトやウズラの肉を食べたと聞く。トリ肉にはアミノ酸の一種「tryptophan (トリプトファン)」が豊富に含まれている。この化学成分は睡眠ホルモン「melatonin」と結合して脳に働き、睡眠を深める。

3.Pasta

 おなかが空いていると、なかなか眠れないものだ。そこで、夕食には、パスタやライスなどの「炭水化物 (carohydrates)」でおなかを満たすこと。炭水化物は「tryptophan」の作用効果を高めて、安らかな眠りに誘ってくれる。

 

4.Camomile

 夕食後にコーヒー・紅茶、あるいは緑茶を飲む習慣がありませんか。そのカップには覚醒作用のあるカフェインが含まれている。これでは、眠れなくなるはずだ。

 代わりにカモミールティーを飲むと、含有成分「apigenin (アピゲニン)」が「brain receptors (脳内神経受容体)」に働いて眠くなる。

 また、この「apigenin (アピゲニン)」には「depresion (鬱)」の症状を和らげる効果もある。


おわりに:とにかく健康の第一は「ぐっすり眠ること」。ただし、悪徳な医者や薬局に騙(だま)されて、睡眠薬に頼ってはいけない。そんなことをするよりも、知恵を働かせて、自分に最適な「快眠方法」を見つけ出すことが一番だ。それができたら、今度は、楽しい夢を見るコツを探せばいい。

 

 (写真、動画は添付のRTE Newsから引用)

www.rte.ie