スイーツ好きの貴女:代わりにへルシー・スナックは いかが! (RTE-News, Sep 11, 2022)
昼食代わりにスイーツ、ドーナッツを食べる若ものが多くなった。
人生、一度きりだ。「食べたいものを食べて何が悪い」と居直る声も聞こえる。しかし、やけのやんぱちになって、好きなものを好きなだけ口にしていては、身体も人生も「could be a slippery slope (危ない下り坂をたどりかねない)」。
なお、San Diegoで開催されたアメリカ心臓協会主催の「Hypertension Scientific Session 2022」において、「若ものが、一度、スイーツ、ペストリー、デザートに はまり込むと、やがて、健全な食生活ができなくなる」との調査結果が発表された。論文のFirst Authorは、Broward Collegeの学生 Ms Mara Balhara (16歳)だった。
そのMs Balharaによると、ポテトチップ、チョコ、ジェラート、精白パンなどの「ultra-processed foods (超加工食品)」は、とにかく「hyper-palatable (おいし過ぎる)」のだ。つまりは、これを食べるものなら、「やみつき (addictive)」になる。その誘惑に逆らうことなどできないのだ。メーカーによって仕組まれた罠とも言える。
そして、一つの「ultra-processed food」を食べると、他の「ultra-processed food」も食べたくなる。ただし、この逆も成立する。何か一つの「ultra-processed food」の摂取量を減らすと、口にする「ultra-processed foods」全体の消費量も減少するというのだ。
しかし、活動的で運動量が多く、たくさんのエネルギーを消費する人 (とくに若もの)にとって、
・血糖値を安定させ
・集中力を維持し
・やる気を高める
ためには、「snacking (おやつ)」は欠かせない食品だ。
そこで、栄養価が高く、タンパク質、繊維質、ビタミン・ミネラルなどを豊富に含む「healthy snacks (健康的なおやつ)」が求められる。小腹がすいたら、リンゴやセロリをかじるのも良いが、以下のようなスナックだって考えられる。
1.Nuts and seeds:ナッツ類
クルミ、アーモンド、クコ・カボチャのタネ。それらを適度に混ぜた「無塩ミックスナッツ (unasalted mixed nuts)」の一掴み。
2.Cottage cheese - but not as you know it:カッテージ・チーズ (ただし、変わった食べ方で)
カッテージ・チーズに
・edamame/peas/spring onion
・avocado
・chilli frakes
を混ぜたり、カッテージ・チーズに
・cherry tomatoes (ミニ・トマト)
・dukkha spice
をトッピングすると、タンパク質、繊維質が豊富なスナックになる。
3.Pitta and hummus:ピタとハマス
全粒粉のピタパンに脂肪分の少ないハマスを塗って食べると、繊維質がたくさん摂取できる。
4.Rice cakes:おもち
お手軽で安上がりなスナック。おもちにピーナッツ・バター、アボカドを組み合わせると、栄養価の高い一品に。
5.Yoghurt:ヨーグルト
低脂肪、無糖のヨーグルトはカルシウムの補給食品。このヨーグルトにナッツ類とフルーツを添えると、完璧なスナックになる。
6.Sandwiches:サンドイッチ
全粒粉パンを選んで、これにチキンとサラダ、ファラフェル、ハマスを挟んだら、「飽和脂肪酸が少なく、低カロリーで、彩りも美しいサンドイッチ」の完成。斜め切りにし、午前と午後に一つずつ食べることにすれば良い。
おわりに:チョコレートに団子。この誘惑に逆らうことは、はなはだ難しい。ときには、心を鬼にする必要がある。こんなとき、近くにクルミがあるとずいぶんと助かる。ぜひ、お試しあれ。
(写真は添付のRTE Newsから引用)