ヒロシのWorld NEWS

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環境

食べ物を粗末にしては「バチ当たり」:粗末にしないためのコツ! (RTE-News, June 3, 2020)

人類は、その誕生から近世に至るまで何度も飢饉・飢餓に直面し、その都度、多くの犠牲者を出して来た。その点で、今は、多くの国の人々にとって幸せな飽食の時代だ。子どもから大人まで、まるで当たり前のように、食べ残しをドンドン、ゴミ箱に捨てる。 しか…

洗濯機から大量のマイクロプラスチック:海洋汚染の元凶か? (BBC-Sci & Env, June 27, 2020)

体を清潔に保つためには、洗濯が欠かせない。毎朝、せっせと、世界中の人が衣類 (garments)を洗う。その数、推定年間約500億枚。しかし、「New South Wales大学」の Dr Mark Browneらが、2011年に発表した研究によると、古くなった衣類を洗濯機にかけると、…

花粉症のアレルゲンDNA解析:言い逃れができなくなる! (BBC-News, June 21, 2020)

花粉症 (hay fever)はつらい。はじめは眼が痒(かゆ)くなる。次にくしゃみ、鼻水が襲って、ティッシュの箱が離せなくなる。その後、一転して、鼻詰まりに苦しみ、最後は、喉の不快感と咳(せき)に悩まされる。まさに「踏んだり蹴ったり」とは、このことだ。 花…

プラスチック抜きの餌が食べたい:ノルウェーの国鳥の嘆き! (BBC-Health, May 20, 2020)

ヨーロッパで「水もぐり (dipper)」と言えば、「white-throat dippers (ムナジロカワガラス)」学名[ Cinclus cinclus]のこと。Norwayの国鳥に指定されている水鳥だ。全身が黒っぽいアジア系の「カワガラス」と違って、いつも胸元に白いナプキンをつけた、お…

インベーダー「バックソーン」を必殺:春と秋に光を絶て! (BBC-Sci & Env, May 2, 2020)

我がまま、不埒(ふらち)で無知。その上、軽率な「ヒト属 (Homo)」は、ときに、とんでもないことをしでかす。 その昔、暇と金を持て余した一部の「horticulturist (園芸家)」もそうだった。日本から「イタドリ (Japanese Knotweed)」を持ち出して、自宅の庭に…

これでエコ・カーが安くなる!:「バス・スポンジ」燃料電池完成 (BBC-Sci & Env, April 18, 2020)

軍事技術開発が思わぬ新製品の登場につながることは、よくあることだ。 USの Northwestern大学の Omar Farna教授らの研究チームは、国防省の依頼を受けて、化学兵器「神経ガス」攻撃から身を守る「absorbent materials (吸収材)」の研究を続けていた。 そし…

小さな野の草花に女神の微笑み:コロナ感染、外出禁止令の波紋! (BBC-Science & Environment, April 9, 2020)

人間は、自分こそが「全知全能の神 (The Omnipotent)」であると思い上げっているか、それとも、たた単に、他人が「白」と言えば、自分は「黒」と言いたくなるだけのことなのか、定かではない。 道路の道ばたや公園の外れの、わずかな緑地に生える「wildflowe…

再生可能エネルギー:環境を破壊し、生物多様性を脅かす! (BBC-Science & Environment, March 25, 2020)

創造主はつぶやくだろう。どうして、「ヒト属 (Homo)」は利己的(sselfish)で、権力にしがみつき、目先の利益を追い求め、自然を破壊し、人殺しまたは野生動物の命を奪うことに何の良心の呵責(かしゃく)を持たないのだろうか、「生物の進化」に誤りがあったの…

通勤は歩くか自転車、バス・電車とせよ!:これがUKの青写真  (BBC-Science & Environment, March 27, 2020)

東京「新橋」と言えば、中央官庁の官僚や周辺ビルのホワイトカラー族が、日暮れ時に、続々と集まる「歓楽街」。この新型コロナウイルスの騒動で、そこに軒を連ねる多くの飲食店には閑古鳥が鳴いて、店の経営者は大いに困っていることだろう。 その新橋から横…

優しいあなた:「環境に優しい生活スタイル」を考えてみませんか! (RTE-News, March 15, 2020)

その時代に脚光を浴びる言葉がある。「sustainable」もその一つだ。文字通りには「持ちこたえることができる」、「持続可能な」との意味だが、それだけでは、なんのことだか、はっきりしない。そこで、「サステイナブル」とカタカナ表記されることが多い。。 …

富裕層の上位10%:エネルギーの大半を消費し、CO2大量排出  (BBC-Business, March 17, 2020)

大型の高級乗用車を乗り回し、休暇旅行だと言っては、海外に飛行機で出かける。それも、ウイスキー・ワイン飲み放題のファースト・クラスにふんぞり返って.....。世の中に、「vast inequality (極端な不公平)」が存在するのは歴然だ。 Leeds大学の Julia Stein…

植民地に頼れないUKの農業:農地の生産性が危機的状況! (BBC-Science & Environment, March 16, 2020)

およそ一万年前、人類がなぜ農耕を始めたのかは、定かでない。しかし、住み慣れた土地に暮らし、穀物を育て、安定した食糧を確保できることは、何よりもありがたかったに違いない。 「agriculture (農業)」の語源は、ラテン語「agricultura [cultivation of …

コーンウォールの「無智びと」:がけ崩れの下で散歩、日光浴! (BBC-News, February 20, 2020)

「地震、落雷、火事、噴火」。どれも怖い災害だ。近年、これに「原発、津波、暴風、洪水にウイルス感染」が加わった。 一部の不心得な原発推進者が「ほぼ絶対に起こらない」と断言してはばかることがなかった原発でさえ、複数の事故を起こし、大惨事を招いた…

河川・湖の医薬品汚染:健康被害が現われるのは時間の問題か? (BBC-News, January 9, 2020)

病気の治療に薬は欠かせない。それは分かる。しかし、日本全国の病院で処方される薬だけに限っても、年間に消費される薬の量は11兆円相当分(その額は、全国のコンビニ店総売上高とほぼ同じだ)。抗ガン剤、抗うつ剤、降圧剤に腰痛・膝痛の鎮痛剤、各種抗生物…

海岸で隠遁?:そんな生物がプラスチックゴミで死に絶えている! (BBC-Science & Environment, December 5, 2019)

子どもの頃、海岸の岩場でヤドカニ (hermit crabs)を見つけては、よく遊んだ。危険が迫ると、さっと足を引っ込め、隙を見て、素早く逃げる。なんとも愛嬌のある小さな生き物だ。 ヤドカニの英語名「hermit crabs」を直訳すれば、「(世を捨てた)隠遁カニ」。…

温室効果ガス:小国が大国をその気にさせることができるか? (BBC-Science & Environment, November 25, 2019)

気候変動 (climate change)をもたらす主な温室効果ガス (greenhouse gases)は、 ・carbon dioxide:二酸化炭素CO2・methane:メタンCH4・nitrous oxide:亜酸化窒素NO2 ただし、地球の温暖化を高めている原因の 4/5はCO2 にある。 国連の「The World Meteoro…

都会の空気と田舎の空気:肺に異常を起こすのはどっちかな? (BBC-Health, November 25, 2019)

今から約2600年前、Aesop(イソップ)は考えた。『のどかな田舎で、ほそぼそと暮らすのがいいのか、それとも、なんでも豊富にあって、生活は便利だが、危険な都会で暮らすのがいいのか』と。そして、あの誰でも知っている「The Town Mouse and the Country Mou…

風神が眠りから覚めた!:風力タービンがうなって、海は大荒れ (BBC-Science & Environment, November 18, 2019)

難破して海岸に打ち上げられた男が、やがて、意識を取り戻すと、海を罵(ののし)る。『なんと、むごいことをするものだ。波一つない穏やかな海原(うなばら)に、船を漕ぎ出させたかと思うと、大波を起こして船を転覆させ、大勢の仲間の命を奪うなんて。』 する…

地質屋の「猫かぶり」:石油会社の金 握って、口を閉じ! (BBC-Science & Environment, November 18, 2019)

薄汚れた心の持ち主が、うわべをつくろい、立派なことをしている振りをする。これを「hypocrisy (偽善)」とも「猫かぶり」とも言う。 英語「hypocrisy」はギリシャ語「hupokrisis」に由来し、その意味は「acting of a theatrical part (役者の芝居ぶり)」だ…

無いと生きられず、有り過ぎると翻弄される水:ムダ使いが過ぎる! (RTE-News, November 5, 2019)

宇宙のかなたから小惑星 (asteroids)によって地球に運び込まれた水は、不思議な物質だった。温度によって、その密度が変化し、純水の密度はなぜか 4℃のとき、最大の値1.000g/cm3となる。したがって、深海底の水の温度は、ほぼ 4℃とか。 さて、海は広い。地球…

鉛で汚染された水道水:ひた隠しに隠した秘密があばかれた! (BBC-News, November 4, 2019)

「Et tu, Canada ? (カナダよ、おまえもか)」。これは何としたことか。自然保護・環境汚染対策が進んだ、敬愛する国カナダ。その国でとんでもない水質汚染の実態が明るみになった。 カナダ全域に広がる11の主要都市。その「water supply (上水道施設)」で201…

草原・森林から蜘蛛、トンボ、ミツバチ等が急減!:だれのせい? (BBC-Science & Environment, October 30, 2019)

つい、十数年前まで、秋の空には、数え切れないほどの赤とんぼが飛び交っていた。もう、二度と、そんな風景を見ることはないだろう。 トンボに限らず、フンコロガシ、ミツバチ、コーロギ、カマキリも皆、地球上にあっって、ともに生を営む生物の仲間だ。 昆…

あなたの「もったいない精神」が地球を救う:それはなぜか!(その2) (RTE-News, October 15, 2019)

命を支える「食」。これを、疎(おろそ)かにして栄えた家も国も聞いたことがない。我が儘(まま)が過ぎた「食」は、人の健康を害し、家・国を滅ぼし、自然界、地球環境さえ崩壊させ兼ねない。 RTEは、ひとり一人が「食品ロス」に目を向けることの大切さを訴え…

ウェールズ南部を豪雨が襲う:ワイ川が氾濫し、洪水警報 発令! (BBC-News, October 28, 2019)

これまでの河川工学、防災工学はいったい何だったのか。専門家、政府・行政当局は、台風19号の豪雨の規模と、それがもたらした自然災害を、一様に「unexpected (想定外)」とするが、なぜ、こうも被害が拡大したのか、災害対策に問題がなかったかについては、…

南極アメリィの凸凹グラグラ棚氷:その歯が1本抜け落ちて氷山に! (BBC-Science & Environment, September 30, 2019

南極大陸の東海岸に「Amery Ice Shelf (アメリィ棚氷)」が広がる。この「Amery」は南極大陸で3番目に大きな棚氷(なたごおり)だ。そもそも、棚氷とは、大陸から海に押し出された氷河 (glaciers)が、そのまま海面に浮かんで広がっているもの。大陸の高所に降る…

石炭を燃やして電力はつくれない:UKの発電所がまた一つ消えた! (BBC-News, September 30, 2019)

シャンボール城はじめ数々の著名な古城が建ち並ぶロワール渓谷を目指して、パリの環状線から南に向かって高速道路に入り、しばらく車を走らせると、やがて、巨大な煙突が見えてきた。青い空に真っ白な蒸気を吹き上げている。 そう言えば、フランスは、エネル…

「雪の女王」の宮殿でさえ:マイクロプラスチックがいっぱい! (BBC-Science and Environment, August 14, 2019)

澄んだ小川のせせらぎに出会うと、心が洗われる。澄み通った青い空は希望を与える。穢(けが)れのない真っ白な雪は、純粋な神の世界を思わせる。 しかし、その水も、大気も汚れに汚れ、無垢の雪まで汚されて、穢 (けが)された。 ヨーロッパ大陸に降る雪は、1 …

史上空前の、この暑さ:人類はどこまで耐えられるか! (BBC-Science & Environment, August 2, 2019)

カナダで過ごした冬は、大学のキャンパスがダイヤモンド・ダストで覆われて、凍て付くような寒さだった。それに、冷たい風が吹き付け、サラサラした粉雪を舞い上げると、手足を動かさないでジッとしているものなら、体の芯まで凍えてしまう極寒だった。 そん…

北極圏で前代未聞の大規模「山火事」発生:「白熊」のっそり! (BBC-News, August 2, 2019)

満天の星空にオーロラが妖しく揺らめく極北の地。そこは、北緯60度33分より北の「北極圏(The Arctic Circle)」だ。 夏には太陽が地平線に沈まない日もあるが、逆に、冬になると、太陽が地平線から現われない日もある極寒の気候の地だ。 その北極圏で異常事態…

食べ残しのエビの殻が「包装フイルム」に変身:安全で環境負荷ゼロ! (BBC-News, July 25, 2019)

まったく理解不能。 意のままにならない社会に対する恨み・不満が募ったか、それとも自暴自棄。あるいは、付近の住民に対する嫉(ねた)み、はたまた、気が変になった異常人格者か。 なに、辺り構わず、車の窓からゴミ袋をポイ捨てする「ヒト属 (Homo)」のこと…