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食品価格が高騰中:今こそ、食品ロスをなくして、家計を守れ! (RTE-News, July 28, 2022)

Keeping produce fresher for longer will hopefully help you cut down on trips to the supermarket.

 どの国の主婦も、相次ぐ食品の値上がりで、家計のやりくりに頭を痛めている。それに、世界はこれまで経験したことのない三重の大危機に晒されている。その、戦争(とくにロシアの侵略戦争の拡大)の危機、エネルギー・食糧危機、コロナ・ウイルス感染の危機を感じない人はいないはずだ。

 こんなときに、食べものを粗末にすると、バチがあたる。今こそ、食品を大事にし、有効に活用するコツを見直すべきだ。

 

1.Store your herbs like a bunch of flowers:ハーブはグラスに生けて保管

 バジル、レモンバーム、ミントにカモミール。どれも料理を引き立ててくれるすばらしいハーブだ。しかし、ハーブはスーパーで買ってもすぐにしおれて (wilt)しまいがち。そこで、ハーブを長持ちさせるコツ。庭で摘み取った後、すぐに、グラスに入れて、下部数センチを水に浸けて置く。さらに、ハーブの上にサンドイッチ・バッグを被せると、新鮮さが長く保たれる。

 それでも、いよいよハーブがしおれかけたなら、良いところだけをちぎって、アイス・トレーに入れ、ハーブアイス・キューブにすれば、さわやかアイスの完成。

 

2.Feeze any fruit on the turn:しなびた野菜・フルーツは冷凍

 野菜・フルーツが新鮮さを失いかけたときも、ハーブと同じように冷凍すれば、後日のスムージーの食材として活用できる。

 

3.Pop old bread in the oven:古くなったパンも、オーブンでフカフカ

 固くなったパンを捨てることはない。水道水でさっと濡らし、オーブンで数分間焼くと、フワフワのパンによみがえる。

4.Wrap your cheese in baking paper:チーズはオーブン・シートで包め

 開封したチーズの保管には、通気性の良いオーブン・シートが最適。ラップで包んでも固くなってしまう。

 

5.Put wine in the freezer:飲み残しのワインは冷凍

 ボトルに飲み残したワイン。これは捨てずに、冷凍室のアイスキューブトレーで固めると、シチュー、ボロネーズ、サングリアの調理に便利。

 

6.Only wash salada when you want to eat it:サラダの具材の水洗いに注意

 サラダ用グリーン野菜に「水気 (moisture)」は禁物。野菜類は購入してもすぐに水洗いせずに、ペーパータオル (or 新聞紙)で包んで冷蔵庫の野菜保管室に縦置きにし、幾分余裕をとって並べる。野菜は、あくまで、調理直前に水洗いすることだ。

7.Rinse berries in a vinegar solution:ベリーは酢水にくぐらせよ

 ブルーベリー、ラズベリーなどをパック詰めで購入しても、数日すると、しなびてしまい、ときにはカビが生えてしまうことさえある。だから、ベリーは購入したら、すぐに酢水 (酢と水の比率が 1対 3)にくぐらせ、水分を切って十分に乾燥させる。その後、ペーパータオルで包んで保管すれば、長持ちする。

 

8.Wrap clinggilm around banana stems:バナナはラップでくるんで保管

 気温の高い夏場は、とくにバナナの熟成が進んで腐りがちになる。スーパーで購入して自宅に戻ったら、すぐに「clingfilms (ラップ)」でくるんでしまう。この一手間で、エチレンガスの発生が抑制されて、熟成のスピードが遅くなる。また、バナナ・フックに吊るすのも効果あり。

 

9.Put carrot and celery sticks in water:野菜スティックのパリパリ感を保つ

 歯ざわりの良いキャロット、セロリのスティックが好みの人は、水を満たしたグラス・ジャーにスティックを立てて保管すると、いつまでもパリパリ感を楽しめる。逆に、柔らかめのスティックが好みの人は、カット後、少し時間を置いてから食べると、適度な硬さの生食が楽しめる。

 

おわりに:どんなに、お米のありがたさを唱えても、自分で稲作を経験しない限り、その本当のありがたさを実感することなど、とうてい無理だ。野菜・果物も同じ。ジャガイモ、ナス、トマトにハーブ。必要なときは、どれもスーパーで買うことができる食品のため、小さな子どもまで、大事に扱おうとしない。形がいびつな野菜を簡単に捨てたり、嫌いだと言っては、せっかくの料理を食べ残して、捨ててしまう。そこには罪悪感が微塵もない。大事なことを忘れてしまった人類。このままでは、いつか、第二のノアの洪水に見舞われる可能性がないとも限らない。 

                   (写真は添付のRTE Newsから引用)

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