クリスマス・デナーには自家栽培 野菜を:今が種まきシーズン! (RTE-News, July 15, 2021)
ガーデニングは、仕事、研究、スポーツ競技、人生と同じ。常に数ヶ月先を見据えて作業 (tasks)を進める必要がある。今、庭で収穫できているブロッコリー、キュウリ、ナス・トマト、ピーマンなどの野菜は、全てこの春先に植えたものだ。やがて、それらは枯れて、役目を終える。とても12月のクリスマまでもたない。
しかし、なんと言っても、自家栽培野菜の味にかなうものはない。そこで、今年のクリスマスのディナー・テーブルに添える「accompaniments (付け合せ)」野菜の準備を進めよう。
Dobbies Garden Centresの園芸ディレクター Ms Macus Eylesのお勧めの野菜は、次の 5品目。
[1] Potatoes:ポテト
3, 4月に植えたポテトは、とっくに収穫済みで、今は秋植のシーズン。
Top tips:
1.コンテナ、栽培バッグに植え付けする際には、大型サイズの容器を選択する。
2.これに市販のコンポスト (野菜栽培用土壌)を入れ、その上に種イモを、芽を上にして15cm間隔に置いた後、さらにコンポストをかぶせる。水やりは土壌が湿る程度。
3.発芽したら、さらにコンポストか化成肥料を施す。種イモが土の表面から出ていないことを確かめる。
4.土壌が乾ききったら、水やり。
5.花が咲き終わり、葉・枝が茶色に変色して、しおれ始めたら収穫の合図。ポテトを傷つけないように、ゴム手袋をはめて収穫するのが望ましい。
[2] Carrots:ニンジン
ニンジンは肥沃で水はけの良い土壌を好む。もちろん大型コンテナでも栽培可。タネを蒔いてから 12− 16週間後に収穫できる。
Top tips:
1.この時期に市販されているニンジンのタネを買い求め、筋蒔きにする。
薄く細長い板か定規で、土の上に深さ約 1cmの溝を15cmあけて数本掘りつけ、その溝の底に、5cm置きにタネを数個ずつ蒔く。タネ蒔きが済んだら、溝の両端を指でつまんで土をかぶせる。
2.その後は、土の表面が乾かないように、水やりをする。発芽後、新芽が混み合うようになったら間引きし、5cm間隔に揃える。
3.雑草と害虫に注意。防虫ネットが効果的だ。
4.約8週間 (2ヶ月)で収穫できる。間引きした小さいにニンジンはサラダにすると美味しい。
[3] Mini parsnips:ミニ・パースニップ
ミニ・パースニップは、夏場の暑い時期に良く成長する。
Top tips:
1.タネから育てることもできるが、苗を購入すると栽培が簡単。タネ蒔きの要領はニンジンと同じ。
2.パースニップは夏の暑さを好む野菜。ただし、水やりと定期的な有機肥料の追肥が欠かせない。
3.ナメクジがつきやすいため、防虫ネットで覆う。
4.タネ蒔きで育てたときは16週間で、苗を植え付けたときは14週間で収穫できる。
[4] Kale:ケール
ケールは栄養豊富な野菜。スムージーによし、サラダによし、カレーの具としても最高だ。
Top tips:
1.ケールは寒さにも暑さにも強い野菜。コンテナや栽培バッグでも育てることができる。ただし、防虫ネットが必要。
2.タネは水はけの良い土壌に、深さ約 1cmに蒔く。苗を購入した際は、深めに植えつける。
3.発育を促すため有機肥料 (粒状鶏糞など)を施し、定期的な水やりは欠かせない。葉が成長したら、毎週、これを摘み取って。ケールに花が咲かないようにする。
[5] Herbs:ハーブ
栽培が簡単で、料理用のハーブとして、お勧めは
・sage:セージ
・rosemary:ローズマリー
・thyme:タイム
・oregano:オレガノ
Top tips:
1.日当たりの良い場所があって、プランター、植木箱、ポット、鉢など、底に水抜きの孔があるものであれば、栽培できる。
2.ローム(土壌)コンポスト、「potting grit (ポッティング・グリット)[ バーミキュライトでも代用可]を混ぜて使用する。中心に背が高くなる sage, rosemary, oreganoを植え付け、その周りに thymeを植えつける。
3.ときどき追肥と水やりをする。11月になって寒い日が続くようになったら、できるだけ室内に入れた方が良い。クリスマスまでには、たくさんのハーブが育つはずだ。なお、定期的に葉を摘み取ってやると、成長が促される。
おわりに:自分で育てた野菜、家族みんなで育てた野菜は、市販のものと味がまったく違う。野菜づくりは成功すると嬉しいし、失敗しても学ぶことが多い。
追記:ちょっと、おしゃれに[petites vacances] 。
(写真は添付のRTE Newsから引用)