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環境に優しい家庭菜園!:ごみ排出量ゼロのガーデニング (RTE-News, Apr 19, 2022)

Think about using veg trimmings, sharing plants and investing in compostable sundries, an expert advises.

 家庭菜園 (kitchen garden)と言えども、ゴミの排出量をゼロに抑えた「zero wate」の、環境に優しい(eco)な「vegetable growing (野菜づくり)」は、結構むずかしいもの。やれ、防虫ネットだ、マルチだと、そのつど園芸店に車で乗りつけてはガソリンのムダづかい。それに、ネットやマルチは使用後に大変なゴミになる。

 

 では、どうすれば環境に優しい野菜づくりを楽しむことができるか。アーバン・ガーデナーであり、最近、著書「City Veg」を出版した Ms Cinead McTernanによると、「zero waste」の野菜づくりには 8つのコツがあるという。Cinead McTernan in her city garden (Tory McTernan/PA)

1.Invest in things you can re-use:再利用に知恵を働かせよ

 再利用できるものは何でも利用しよう。植え付け後に不要になったプラスチック鉢だって、苗床(なえどこ)として活用できる。

 

2.Consider compostコンポストに工夫を

 落葉やキッチンゴミをコンポスト容器に捨てて、自家製コンポスト(肥料)をつくるのが理想的。しかし、そのためには、それを設置するスペースが必要になる。コンポストは仲間と共同購入したり、リサイクルバッグ詰めコンポストを買って、庭に置くことがおすすめ。

 

3.Refill yoour plant food:液体肥料には詰替え製品を

 液体肥料 (plant food)は必要な量だけ購入し、詰替え容器に補充して使うようにする。容器は中古で十分。1, 2年待てば、リサイクル・ガーデニングセンターで手に入る。

 

4.Research sandries:再利用可能なガーデニング用品を探せ

 できるだけプラスチック製品は避けよう。非プラスチック製のコンポストバッグ、マルチ、土壌改良剤、鉢、詰替え用ボトルなどが販売されている。

 

5.Use veg ends your might otherwise bin:野菜は、とことん食べつくせ

 ほとんどの野菜は、捨てるところなどない。

・Carrots:ニンジンは葉の付け根をカットして、その根だけが食用にされる。しかし、その切り落とした頭の部分を、水を張ったお皿に入れておくと、再度、芽を出してくれる。これを摘んでサラダに入れても美味しい。なによりも子どもの理科教育に最適であり、倹約することの大切さを伝えることもできる。

 

・Radish:ラディッシュは、そのパリパリ感の根とピリッとした葉が美味しい。サヤエンドウに似た「rat’ tail radish (ラッツ・テイル・ラディッシュ)」もおすすめの野菜だ。

Coriander:独特の強い香りを放つコリアンダー (パクチー)。葉も茎も食用になる。葉が枯れた後、その根も食べることができる。

6.Put spare produce on your front garden wall:余分に収穫した野菜は分け与えよ

 野菜が食べきれないほど収穫できたなら、玄関ドアのステップの横に置いて、必要な人に持って行ってもらったり、スクール・フェアに持ち込んだり、友だちに分け与えても良い。種子は袋に入れて日付を記入し、近くの小学校で活用してもらったり、家の前に置いて、近所の人に自由に持って行ってもらっても良い。Use plug plants if you only have space for a few veg (Cinead McTernan/PA)

7.Don't ditch crops which you think have failded:収穫野菜は軽々に捨てない

 保存中に芽が出たジャガイモは、捨ててしまいがちだ。しかし、芽の部分を切り取ると食べることができる。また、天候不順で十分に育たなかったジャガイモでもチャツネ(chutney)料理に利用できる。

 さらに、ズッキーニ (courgettes)はチャツネ(chatney)づくりに最適。すりおろすとクセのない味が楽しめる。また、煮込み料理ラタトゥイユ (ratatouille)をつくって、冷凍保存することもおすすめ。

 野菜は工夫次第で捨てるところがない具材。ほとんど余すところなく利用できる。

 

8.Share seeds:種子を分かち合おう

 レタス、グリーンピース、ニンジンの種子は撒きすぎないこと。余分な種子は、ガーデニング仲間やご近所に分けてやる。また、庭の菜園のスペースに余裕がないとき、あるいは、それほどたくさんの収穫が必要でないなら、ポット栽培 (plug plants)が有効。

 さらに、植え付け時期をずらして栽培すると、長く収穫できる。

 

 さて、以上の「zero waste strategies (ゴミ排出ゼロ戦略)」については、その全てを完璧に実行するのは難しいもの。ときには余分な手間と時間とお金がかかることもある。だから、できることから始めるのが良い。失敗なんか恐れることはないのだ。

                       (写真は添付のRTE Newsから引用)

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