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嘘(うそ)を見破るコツ:うそつきにだまされないために! (RTE-News, May 2, 2022)

Can you spot a liar?

 「たとえ、どんなに貧乏であっても、嘘をつかず、他人のものに手を掛けず、真っ正直に生きる」とは、先人の教えだった。

 しかし、世の中は変わり、いつの頃からか、詐欺・ペテン師、嘘つきで溢れるようになった。

 

 顔色ひとつ変えず、人をだまし、平気で嘘を言っては、なに食わぬ顔をして平然と暮らす人もいるが、多くの人は、嘘を言うとき、その心が表情に表われる。

 

 Irelandの Derbyshire Policeの元警察官 Dr Darren Stantonによると、嘘つきの嘘を見破るコツがあるという。Dr Stantonは、心理学の学位を有する専門家でもある。

 

1.異常に長いアイ・コンタクト

 心の中を見透かされまいと、相手の目をじっと見つめる。これは心理学で「過剰補償(overcompensate)」と呼ばれる行為。ふつう、会話の際に、相手の目に目をあわせるのは、3-5秒間。それ以上のアイ・コンタクトは恋人か家族の間だけだ。

 

2.まばたきが多い

 ごまかそうとするときは、まばたきが多くなるもの。2−3回/分となったら要注意。

 

3.拒否の態度

 相手の視線を手やコーヒーカップなどでふさいだり、体をそむけるようにして話し出したら、うそが始まる。

 

4.質問を巧みにかわす

 質問に対してまともに答えようとしないときは危険信号。嘘つきがストレス、不安にさらされ、神経質になっている証拠。

5.声音に変調

 嘘をつくときは、緊張のあまり、早口になったり、声高になったり、うわづいた (しゃがれ)声になる傾向がある。

 

6.特有の話し方

 「嘘をついているのでは」と問われて、「Don’t be ridiculous. (ばかなことを)」と言ったら、「シロ」。嘘をつこうと思っている人は、この質問に、まごつく。「嘘をついているだって」と相手の言葉を繰り返したなら、「クロ」。これは、時間稼ぎをしているのだ。話しながら、もっともらしい嘘を考えている証拠だ。

 

7.嘘は顔に表われる

 感情は顔に表われる。強いストレスにあうと顔が青ざめ、恐怖、戦いの状況下では、くちびる、耳たぶ (earlobes)の血の気が失せるもの。

 

8.補足

 ただし、心に止めておくべき大事なことがある。人が油断ならないと感じたときは、相手に対して上述の行動に似たふるまいをとることもある。これは「false positive (偽陽性)」。

 

おわりに:本来、ウソを見破るコツなどは、ほとんど不必要でなければならない。しかし、ウソが嘘であることが明白なのに某国のリーダーは、シラを切り、言い逃れだけを考える。悪人は、この機に乗じて、オレオレ詐欺義援金詐欺などの金儲けをはかる。いやはや、とんでもない「ウソ戦争」の時代になったものだ。 

     (写真は添付のRTE Newsから引用)

www.rte.ie