ドレスのレンタルが大ブーム:でも、環境に悪い(less green)! (RTE-News, July 7, 2021)
イギリスUKの首相 Boris Johnson (ボリス・ジョンソン [56歳])が 5月29日、3度目の結婚式を挙げた。相手は「Carie Symonds (キャリー・シモンズ [33歳])。そのときの花嫁ドレスは「Christos Contarellos (クリストス・コスタレロス)がデザインした、オンラインレンタル会社「Rent the Runway」から借り受けたものだった。
また、スーパーモデル「Bella Hadid (ベラ・ハディッド)」は、同様のレンタル会社「Katie Holmes」、「Bryce Dellas-Howard」などを利用していることで、このところ、ドレスのレンタルは一大ブームになった。
しかし、このようなレンタル (renting clothes)は、はたして「green (環境に優しい)」と言えるのだろうか。
Finlandの「Lappeenranta-Laht (ランペーンラタ)」大学の Dr Jarkko Levänenらの研究チームは、「ドレスの利用・処分形態が地球温暖化に及ぼす影響」について調査した。その結果、ドレスの利用・処分形態としての、次の 5種
・owing:個人所有
・passing on:他人への譲渡
・renting:レンタル
・resale:リサイクルショップで再販売
・recycling:リサイクル
のうち、もっとも地球温暖化を招いているのは「renting (レンタル方式)」であることを突き止めた。(研究の詳細は科学雑誌「Enviironmental Reserch Letters」に発表)。
「レンタル」は、ドレスを捨ててしまうよりも「less green (地球温暖化を招)」いていたという。
レンタル事業では、倉庫 (warehouses)から顧客 (renters)に注文品を届ける際に
・extra delivery:特別発送
・packaging:梱包
・increased transportion:長距離輸送
に余分な労力と資源・エネルギーを費やし、
その上、
・dry cleaning:ドライ・クリーニング
が自然環境に悪影響を与えていることが分かった。
おわりに:物を持たない主義者にとって、レンタルは便利だろう。しかし、結局は、それが環境破壊につながっていることに、本人は気づいていないに違いない。
(写真は添付のRTE Newsから引用)