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子どもがコロナに感染して死亡するリスク:100万人に2人 (BBC-News, July 10, 2021)

young boy wearing a face mask

 イギリスUKでは Covid-19ワクチン摂取が進んでいるとは言え、このところ、インドで最初に見つかった「デルタ変異株 (Delta variant)」(インド型コロナウイルス)が猛威を振るい、一日数万人規模の感染者が続出している。

 UKで感染が急速に拡大してから 2021年7月10日現在までの統計データによると、PCR検査で陽性と判定された後、28日以内で亡くなった人は128,301人。

Covid in children graphic

 ところが、University College London, Universities of York, Bristol, and Liverpoolが共同で Covid-19感染データを分析した結果、18歳以下の子どもは、コロナに感染しても死亡するリスクが極めて小さく、100万人に2人の死亡リスクだった。

 

 しかも、Covid-19に感染して死亡した子どもの多くは、次のような「基礎疾患(underlining health conditions)」を抱えていた。

 

・multiple chronic illness (複数の慢性疾患)

・neuro-disabilities (神経障害)

 

 現在のところ、18歳以下の子どもは、コロナワクチン接種の対象から外されている。しかし、子どもが Covid-19に感染し、ごくまれな炎症性疾患の「小児多発性炎症性症候群PIMS-TS (Padediatric Inflammatory Multisystem Syndrome)」を発症したケースが 690件確認されている。

 

 子どもが Covid−19に感染しても重症化あるいは死亡するリスクは、ごく小さいとは言え、肥満や、心臓疾患、神経疾患に罹患している子どもには注意が必要とのこと。

 

おわりに:この記事で不明な点は 2つ。その一つは、子どもが Covid-19に感染しても、統計上、死亡するリスクは確かに小さい。しかし、なぜか、入院治療後の後遺症について触れていない。また、なぜ、子どもの死亡リスクが小さいのか、その原因についても記述されていない。確かなことは、子どもと言えども、コロナウイルスに対する警戒は決して怠ってはならないということだ。

  (写真は添付のBBC Newsから引用)

www.bbc.com