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口を閉ざして秘密にしている後遺症:コロナが脳神経を破壊する! (BBC-health, Apr 6, 2021)

medics wheeling bed through corridor

 コロナCovid-19感染は、病院で回復したと告げられても安心できない。
 Oxford大学の Masud Husain教授らの研究チームが、この 6ヶ月間で Covid-9に感染した患者約 50万人の電子カルテを分析した結果、感染治療後の患者の約 1/3に精神・神経疾患を発症していることが分かった。(研究の詳細は「The Lancet psychiatry Journal」に掲載)

 なお、コロナに感染し、重症化した患者ほど、メンタルヘルスや脳障害 (brain disorder)の発症リスクが高く、最も多かった精神疾患は「anxiety disorder (不安障害)」と「mood disorder (気分障害)」で、ウイルス感染による合併症として「strokes (脳卒中)」、「dimentia (認知症」も発症していた。
 しかし、「flu (インフルエンザ)」感染とは違って、コロナ感染者に「Parkinosn's (パーキンソン病)」、「Guillain-Barré syndome (ギランー・バレー症候群)」の発症リスクが高くなることはなかった。

 ところが、精神疾患または脳卒中を発症した一部の患者に、恐ろしい「delirium (せん妄、精神錯乱)の症状が見られた。 
 その一方で、コロナ感染患者の認知症 (dementia)の発症率は 0.7%であったが、認知症を起こしても、精神錯乱に至った患者はいなかった。

 今回の Oxford大学の研究は、あくまで医療データを分析した「observational study (観察研究)」であり、なぜ、コロナCovid-19が精神疾患を引き起こすのか、その原因を突き止めたわけではない。

 それでも、コロナウイルスは呼吸器系にダメージを与えるだけにとどまらず、脳内に侵入して、脳神経組織にも深刻なダメージを与えることが、これではっきりした。
 また、コロナに感染すると、血栓症を起こして「strokes (脳卒中)」を招き、あるいは免疫システムが弱体化して、炎症や合併症を引き起こし、それが間接的に脳に影響を与えているのかも知れないという。
 
 ともあれ、コロナに感染して軽度の症状で済んだからと言って、油断は禁物。
「後遺症 (after-effect)」が、ボディブローのように暫く経ってから脳にやって来たら、その後の人生がメチャクチャになりかねない。

おわりに:とうとう、しびれを切らした一部の人間は、マスクをすれば、夜の飲み会、野球観戦、観光バス、マイカー旅行もだいじょうぶと、勝手な理屈をつけて、コソコソと動き出した。たとえ、感染しても、なんの責任も問われないからだ。こうして、コロナ感染拡大は、とどまるところを知らない状況に入った。また、回復した人に、後遺症が発生しなかったかなどの医学情報は、全て秘匿、秘密、隠蔽されて、闇の中だ。日本は先進国の民主国家であり、その医学レベルは世界トップレベルにあったはずではなかったか。コロナワクチンもつくれず、恐る恐るのコロナ対策も、後手に回って遅れてばかりでは、気の毒としが言いようがない。
  (写真は添付のBBC Newsから引用)

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