コロナ感染の死亡者数:実際は、公式発表の約3倍! (BBC-Health, Mar 11, 2022)
Covid-19感染の死亡者数は、「Our World in Data」によると、620万人 (2022/4/17現在)。累計感染者数は 5.05億人。
しかし、この数値は、本当に正しいものだろうか。
Washington大学の「The Covid excess motarity team (コロナ感染の超過死亡率調査チーム)」は世界191カ国と特定領域のデータを独自に収集し、解析を行なった。
コロナ感染拡大 (covid pandemic)以前に比べて、コロナ感染期に死亡した人の割合がどれだけ増えたのかを表わす数値は「excess motarity or excess death rate (超過死亡率)」と呼ばれる。
もちろん、この数値には、Covidウイルスが直接の原因で死亡した人や、コロナに感染したせいで心臓・肺疾患などの基礎疾患 (pre-exsiting diseases)が悪化し、それが原因で死亡した人も含まれる。
データ解析のよりどころは
・Government websites:各国政府の公式ウェブサイト
・World Mortality Database:世界死亡率データベース
・Human Motalityが Database:ヒューマン死亡率データベース
・European Statistical Office:EU統計局 (ユーロスタット)データ
その結果、Covidウイルスが関連する死亡者の割合は、「10万人当たり120人」。つまり、世界の死亡者数は約1,820万人となる。この数値は、前述の「Our World in Data」の約3倍。(研究結果の詳細は医学雑誌「The Lancet」に発表。)
また、コロナ感染死亡率の高い国 (ワースト 5)は
・Bolivia
・Bulgaria
・Eswatini
・North Macedonia
・Lesotho
逆に、死亡率の低かった国は
・Iceland
・Australia
・Singapore
・Taiwan
なお、UKのコロナ感染死亡者数は年間約 173,000人 (2020,2021年)、本来ならば死なずに済んだはずの、コロナ感染「超過死亡率」は「10万人当たり 130人」だった。
残念ながら、Covidウイルスが間接的な原因となって死亡した人を正確に特定するためには、さらなる調査が必要とのこと。
おわりに:日本でも、電力会社をはじめとする大手企業のデータの改ざんや、政府の統計データの不正処理が明るみになっている。戦時中は別だが、今日ほど、政府の公式発表データの信頼性が揺らいだ時代はなかったのではないか。また、ロシア、シリア、ブラジルはもちろんのこと、ときにはUKの指導者でさえ、事実を隠し、平気で嘘をつく。国の公式発表など信用に値しないのだ。
(写真は添付のBBC-Newから引用)