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「ほったらかし」に強い観葉植物:でも、ちょっとだけ注意が必要! (RTE-News, June 30, 2021)

If you are looking for a low-maintenance houseplant, consider these options, says Luke Rix-Standing.

 花屋さんで観葉植物を購入し、室内で育てようとしても、結構、手間が掛かるもの。日当たりに気を配り、毎朝の水やりは欠かせない。それに少し、油断すると、ハダニが湧きだす。いやはや、「鉢もの (pot plants)」は、とかく世話のやけるものだ。

 室内に緑がほしいものの、毎日が忙しくて、なかなか観葉植物まで手が回らない人だって、たくさんいるはずだ。そんな方にうってつけの鉢物がある。それが次の 6種。ただし、ほんの少しだけ注意が必要。

 

1.ZZ Plant (Zamioculcas Zamiifolia):ザミオクルカス

 これはアフリカ東部に自生するサトイモ科の植物。ほとんど手間いらずの観葉植物とされる。乾燥、日陰に強く、土壌を選ばない。ただ残念なことに、この威勢のいい葉にはわずなかがら毒がある。葉っぱに触れた手は、石鹸でよく洗うこと。もちろん、これを口に含んだり、指でいじってはいけない。

2.Aloe Vera:アロエ・ヴェラ

 この多肉植物 (succulents)から抽出したジェルは、切り傷、咬み傷、ヤケドの治療薬としてして広く使われている。アロエ・ヴェラ本体にも、シックハウス症候群の原因とされる「formaldehyde (ホルムアルデヒド)」、「benzene (ベンゼン)」などを浄化する働きがある。

 比較的、乾燥を好むため、水やりには注意が必要だ。室内では、南向きの日当たりの良い窓辺に置くのが望ましい。

3.Cactuses:サボテン類

 サボテン類は種類が豊富。お気に入りの大きさ、形、花の色を選択できる。ただし、ほんのちょっとだけ「TLC (Tender Loving Care):優しく思いやりのあるお世話」が必要。

 それは、サボテンと言えども、ちょとは水が欲しいときもあるし、それに、植え替え時期もあることだ。しかし、あまり手を掛け過ぎると、サボテンに嫌われる。サボテンにとって、できることなら「ほったらかし」にしてくれるのが、一番なのだ。

4.Madagascar Dragon Tree (Dracaena Marginata):ドラカエナ・コンキンナ

 マダカスカル島原産で、高さ 6 ftに育つ常緑木。つるつるの灰褐色の幹に、複数の枝が伸びて、その枝の先に、朱色で縁取りした、たくさんの葉を付ける。うれいしいことに、日陰でもよく育ち、湿り気のあるコンポストを好む。

 水やりをしょっちゅう忘れてしまう人、旅行が好きで家を空ける機会が多い人には、願ってもない観葉植物。

 ただし、この植物にも、わずかながら毒がある。猫や犬などを飼っている人には注意が必要だ。口に含むと「upset stomach (胃もたれ)」を起こす。

5.Busy Lizzie (Impatiens Walleriance):アフリカ・オーセンカ

 英語では「インペイシャンズ」と呼ぶ。カナダの友人宅の玄関先を飾っていた花だ。色鮮やかな花が次から次へと咲いてくれるという。時期を選ばず、花が咲いていない茎を先端から 8− 12cmのところで切り取って、花壇や鉢に挿しておくと、根がついて増やすことができる。ただし、適度な日光と水やりが必要。高温多湿に弱いのが欠点だ。友だちへのプレゼントに最適。

6.Snake Plant (Sansevieria Trifasciata)1:サンセベリア

 この観葉植物は「mother-in- law’s tongue (しゅうとめの舌)」とも「St George's Sword (聖ゲオルギオスの剣(つるぎ))」とも呼ばれる。高さ約1.5mに達する植物だが、その成長はごくゆっくりとしたものであるため、狭い部屋の中でも十分に楽しむことができる。肉厚の葉には黄色の縁取りが入り、上に真っ直ぐに延びる。日陰にもよく耐えるため、北向きの窓ぎわに置くことも可能。

 「The Royal Horticultural Society (王立園芸協会)」は、このサンセベリアを「tolerant of neglect (ほったらかしに強い)」観葉植物と呼んでいるとか。 

おわりに:観葉植物を購入する際には、病気にかかっていない健全な株を選ぶことが大切。あわてず、じっくり観察すること。室内に入れたなら、ハダニとブヨの繁殖に注意。それに冬の寒さと外国旅行時の管理に気配りが必要だ。「ほったらかし」に強いからと言って、植物をネグレクトとすると、植物は悲しそうな姿に変貌し、やがて枯れてしまう。

                              (写真は添付のRTE Newsから引用)

www.rte.ie