星占い：ホロスコープで本当に性格･才能、運命がわかるの？ (RTE-News, July 6, 2021)
女性向けグラビア誌や一部の新聞、それに最近ではソーシャルメディアでも、星占い(asrology)を取り上げ、読者の根強い人気を誇っている。
しかし、結論から言って、科学的根拠 (evidence)に欠けたものであり、神社の「おみくじ」と同じたぐいに属すると見なした方がいい。
生まれた月の星座が「Auris (おうし座)」であるから「怒りっぽい」とか､「Virgos (おとめ座)」の人は「他人に思いやりがあって、思慮深い」などとは、なんの根拠もないことだ。
しかし、その「星占い (astrology」がどんなものであるのか、のぞいてみよう。
この世に生まれたときの天体の配置を図に表わすと「ホロスコープ」ができあがる。これに「Zodiac (十二宮図)」を重ね、生まれたときに天体に現われていた「classic planets (クラシック･プラネット)」と呼ばれる７つの惑星(？)
・Sun
・Moon
・Mercury
・Venus
・Marce
・Jupitor
・Saturn
の位置 (sign)を読み取る。
２．What is your moon sign：ムーン･サインとは
星占い師にとって、生まれたときの「月の位置 (moon sign)」は､「emotional personality (情緒的性格)を判断する手段。Zodiac (十二宮図)が「sense of self (自己意識)」を表わすものなら､「moon sign」は「他人との関わり」や「直感力 (intuition)」を示しているという。
３．How can I work out my moon sign?：どうやって、ムーン･サインを知るの
「moon sign」を知るためには「birth chart (バース･チャート)」が必要だ。生まれたときの「classic planets」の配置が分かれば、その誕生の時間を支配していた「sun sign」、「moon sign」、「Constellation (12宮図中のあなたの星座)」が明らかになる。
４．What does the moon sign reveal?：ムーン･サインが示すもの
生まれたときの「moon sign (月の位置)」には、その人がどのように感情を表現し、他人の感情に対して、どのように反応するのかが現われるという。
おわりに：人は、この世に生まれたときから、体内の「バイオリズム (生物時計)」が動き出す。身体、感性、知性の 3つが周期的に変化する。このバイオリズム説には、ホロスコープとは違って科学的な裏付けがある。興味のある方には、次の一冊を勧める。
・田多井吉之介、バイオリズムとはなにか、講談社、1972
(写真は添付のRTE Newsから引用)
