グリーン・キッチン:地球に優しく、心にゆとりある食生活を! (RTE-News, June 2, 2021)
1.Rethink your food:食べものを見直そう
食べ物を粗末にすることは、ほとんど罪悪に近い。私たちが口にするものには、地球上の生物の命と、たくさんの人々の労力とエネルギーが詰まっているからだ。
しかし、Irelandの統計によれば、食品の約 1/3はムダに捨てられている。その量は、年間約100万トンに達するほどだ。
この状況を意識して食生活を改善するためには、「buying and eating local (地産地消)」と「sasonal food (旬の食材)」にこだわることも大事。しかし、今の「buying too much food (食品の買い過ぎ)」を見直すことが必要であるという。
Irelandで「eco-friendly products (環境に優しい製品)」を販売する「Reugi」を立ち上げた Ms Pat Kaneによると、ほんのちょっと、たとえ「bare minimum (必要最小限)」に過ぎないレベルであっても、食品・エネルギーのムダをなくし、リサイクルに取り組むことは、地球の負荷の軽減につながる。
2.Find clever ways to use up leftover fruit and vegetables:残り物のフルーツ・野菜の上手な使い方を工夫する
シェフの Mr Myles Lambertは「It's a case of thinking outside of the box. (買い物の考え方を変える必要がある)」と主張する。とくに、野菜をスーパーで買うとき、「なにをどれだけ買って、どんなふうに料理すると美味しく食べられるのか、」と、よくよく考えてみることだ。それでも、残り物が出たら、知恵と工夫を働かせて調理し、できるだけムダにしない。
3.Be energy aware:エネルギーに気配り
オーブンに冷蔵庫、調理器・皿洗い機などの電化製品は、どれもこれもエネルギー消費の高いものばかり。
Irelandの一般家庭では、1日10回、ケトルでお湯を沸かしている。それにお湯の温度が 90℃でも100℃でも、紅茶の味は同じ。
エネルギーの節約は、心がけ次第でいくらでもできるもの。
4.Skip single-use anything:使い捨てをスキップ
キッチンは、使い捨て容器で溢れている。その代表的なものが、プラスチックボトルの飲料水。
水道水だって、蛇口にフィルターを付けたり、浄水ジャー、活性炭スチックを使うと、美味しく飲める。
また、食品包装ラップの替わりに「reusable beeswax wraps (再利用できる蜜蝋ラップ)」を使うと、環境に優しいし、きれいだ (aesthetically pleasing)。
5.Be a better recycler:積極的にリサイクルに取り組む
キッチンのお気に入りの場所に「wood utensils (木製台所用品)」と「Kilner jars (食品保存ビン)」を並べて、捨てようと思うものは、今一度、リサイクルできないかと考えてみる。
たとえば、タマゴの殻だって、ゴミとして捨てずに庭にまくと、植物にとっては大助かりだ。
おわりに:「troublesome (めんどうくさい)」と「eco-friendly (環境に優しい)」は、逆の関係にあることが多い。それは「なまけもの」と「働き者」,「わがまま」と「「心優しい」の関係によく似ている。
(写真は添付のRTE Newsから引用)