鳥インフルエンザ H5N8が Englandに上陸：「白鳥の死」が相次ぐ！ (BBC-News, Nov. 30, 2020)
England北西部「Cumbria (カンブリア州)」の「Ulverston canal (ウルヴァーストン運河)」では、白鳥1羽とひな鳥 (cygnets) 7羽が死んで、その他にも 2羽の白鳥が衰弱していた。
これを目撃したMs Caroline Simは
” I can’t describe the heatach.”
[ 言葉で言い表わせないほど、心が痛む。]
と、病気の白鳥を獣医に持ち込んだ。ところが獣医には､「運河に戻しなさい」とのアドバイスを受けたという。
「環境･食糧･農村地域省(Defra)」によると、死んだ白鳥は、鳥インフエンザ H5N8感染検査で陽性と判定されたが、ウイルス株は発見されなかったという。
この11月始めまで、鳥インフルエンザの発生が見られなかったものの、Englandでは H5N8ウイルスが原因と思われる白鳥、マガンの死骸が相次いで発見され、41羽から、H5N8ウイルス感染の陽性反応が検出されている。
Defraは、鳥の死骸や弱った鳥を見つけたら、当局に連絡してほしいと呼びかける。ただし、決して鳥に、触れてはならない。
「England公衆衛生局」､「Food Standard Agency (英国食品安全局)」のいずれも、今のところ、公衆衛生上および食品安全上のリスクは極めて低いとみる。
なお、先週末、UK政府は､「bird flu」の感染拡大を防ぐため、12月14日から、ニワトリ、七面鳥などの家禽類の放し飼いを一切禁止すると発表した。
おわりに：「鳥インフルエンザ」は直接、人間に感染しないと断言する人もいる。しかし、そこには「ウイルスが決して変異しない」との仮説が必要だ。すでに Covid-19の例がある。ここは「触らぬ神に祟(たた)り無し」が一番だろう。
(写真は添付のBBC Newsから引用）
