ヒロシのWorld NEWS

世界のニュースを日本語でお届け!

冬の「flu」と「Covid-19」:最悪の組合わせで死亡リスク倍増! (BBC-Health, September 22, 2020)

Nurse in protective gear giving patient a vaccination

 この冬、「flu virus (インフルエンザ・ウイルス)」が静かにしているとは、とても思えない。それに、困ったことに、「flu」に罹ったら「Covid-19(新型コロナ)」に感染しないかというと、そうはいかない。

 「Public Health England (イングランド公衆衛生局)」が2020年 1月から 4月までのコロナ感染者約20,000人について調査したところ、インフルエンザに罹った上でコロナに感染した人の死亡リスクは、コロナだけに感染した人の死亡リスクの 2倍以上だった。

 

 もちろん、これまでも、大勢の人が「flu (インフルエンザ)」で命を落としている。その死亡者数は年間約 11,00人にのぼる。

 さらに悪いことに、「flu」に罹りやすい人は、Covid-19に感染しやすいという。

 

 つまり、この冬は、例年に比べて、ウイルス感染で死亡するリスクが少なくとも 2倍になるということだ。このため、Englandでは、50歳以上であれば、誰でも無料で「flue jab (インフルエンザ・ワクチン)」を摂取できるようにした。

 

 もし、高熱が出て、「cough(咳)」、「sneeze(くしゃみ)」が止まらなかっら「flu」、さらに、嗅覚・味覚に異常が現われたら、「Covid-19」の感染の疑いがある。いずれの場合にも

 

・social distancing

・masks

・handwashing

 

を実行し、他人への感染拡大を防ぐ必要がある。

 

 ただし、「flu」の場合は、自宅で安静していると、1週間ほどで回復するが、嗅覚・味覚に異変を感じた人あるいは65歳以上の人は、所定の連絡先に電話し、指示を仰いだ方がいい。

 

おわりに:「Prevention is better than cure.(転ばぬ先の杖)」は誰でも知っている。。ただし、どんなにすばらしい「賢者の知恵」も、実行が伴わなければ、ただの「無駄口」に終わる。

     (写真は添付のBBC Newsから引用)

www.bbc.com