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ストレス:身体はボロボロ、免疫機能が低下し、老化を早める! (RTE-News, Aug 28, 2023)

From headaches and muscle pain to an upset tummy (Alamy/PA)

 いつまでも、あれこれと心配していると、心が暗くなる。それに、悩みはメンタルヘルスにとどまらず、からだのいたるところに悪影響を及ぼす。

 

 国際的な医療サービス企業「Ruspa」の臨床副部長 Dr Luke Powlesによると、慢性的なストレス (chronic stress)は、うつ病などの原因となってメンタルヘルスを阻害する他に、からだのあちこちの器官にも故障を起こすという。

 

 だから、ストレスが一時的なものか、それとも慢性的なものであるのか、それに、その原因は何であるのか、この疑問から目をそむけてはならない。少なくとも、知識と知恵のある人間ならば、ストレスから逃れる道を探るべきだ。

 

 以下は、ストレスがどのようにからだをむしばむのかについて、 Dr Powlesが語った内容だ。

 

1.Heart and lungs:心臓と肺器官

 パニック障害、不安症などのストレス発作に襲われると、階段を数段駆け上がったときのような激しい動悸に見舞われるともに、

 

・get an increase in your heart rate:心拍数が上がり

・your breathing is going to speed up:呼吸が荒くなり

・get sweaty palm or pits:手のひらや脇の下に汗をかき

・get vasodilatation of your your blood vessels:血管拡張

 

などの症状を引き起こす。

 なお、このとき、日常の生活スタイルによっては、その症状がさほど影響を受けないこともあれば、逆に、悪くもなることもある。

 たとえば、ストレスから逃れようと、タバコやアルコール、または大食いの習慣を続けていると、

 

・heat attack:心臓発作

・stroke:脳卒中

・cholestrerol:脂質異常症

 

などの「coronary heart disease (冠状動脈性心臓疾患)」のリスクが増す他に、2型糖尿病の発症リスクも高まる。

 

 また、常に、ストレスに晒されていると、からだの闘争・逃避反応 (flight or flight response)が働いて、「heart rate variability (心拍変動HRV)」が低下し、顔の表情から、はつらつさが消える。

 

2.Stomach and gut:胃腸

 心配ごとやプレッシャーから抜け出そうと、食欲が増したり、むしょうに炭水化物を食べたくなるとか。これは、すべて、副腎皮質から分泌されるホルモン「コルチゾル(cortisol)」のせいだ。

 

 さらに、ストレスを受けると「digestive process (消化プロセス)」の働きが停止に追い込まれる。その結果、

 

・diarrhoea:下痢

・upset stomach:胃のムカつき

・digestive complaines:消化不良

 

などの症状が現われる。

 また、既往症 (pre-existing health conditions)を抱えた人は、ストレスによって症状の悪化または再発を招く。その代表的な疾患が

 

・irritable bowel syndrome:過敏性腸症候群

・eczema:皮膚炎

・asthma:ぜんそく

・psoriasis:乾癬症

 

3.Muscle:筋肉

 ストレスの発作が、肩の筋肉や「the cervical muscles of the neck (首の頸部筋肉)」に「繊維束性痙攣 (fasciculation and tension)」)を引き起こし、さらにこの痙攣 (spasms)が頭痛の原因になることが知られている。

 

 そればかりか、頭皮 (scalp)の筋肉がひきつるような頭痛 (tension headache)を伴うこともある。

 

4.Teeth and mouth:歯と口

 強いストレスを受けると、夜間の「teeth griding [bruxism] (歯ぎしり)」がひどくなり、

 

・headaches:頭痛

・earache:耳痛

・stiffness and pain in the jaw or mouth:あごや口のこわばり・痛み

・teeth which are breaking  or look worn down:歯が欠けたり、すり減ったり

・facial swelling:顔のむくみ

 

が現われる。

5.Inflammageing:炎症性老化

 ストレスは、また、

・immense reisponse:免疫反応

・the communication between your cells, muscles function and your bones細胞、筋機能、骨組織間の相互連絡

 

に不具合を生じさせ、延いては「ageing (老化)」が加速されることにつながる。

おわりに:人体、そこはミクロの大宇宙だ。人知の及ばない深淵な世界で、膨大な細胞が複雑な働きをして、一人の人間の生命を支えている。その司令塔を、無意味なサイバー攻撃で攻め続けていては、どんなに進化した BioCPUといえども、混乱を来たし、健康管理に支障が現われる。おそらく、これが病気のメカニズムだ。つまり、気の不調が、病をつくり、からだを壊す原因と考えるべきだ。

         (写真は添付のRTE-Newsから引用) 

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