555カラットのブラック・ダイヤモンド:それは宇宙からの使者! (RTE-News, Fev 9, 2022)
どこから来て、誰がそれを拾ったのかは、まったくの なぞ。ただ、とにかく、そのブラックダイヤモンドは、形も大きさも「驚くほど桁外れ (groundbreaking and amazing)」だった。
形は神秘の数字 5になぞらえて、5面体。ダイヤ職人が 3年の月日をかけて磨き上げ、全体が中東地域のお守り「Hamsa (ハムサ)」に似せて作り上げたものだ。
この大きさの「carbanado (カーボネイド)」は、今から 26億年前に宇宙のどこかで発生した「supernovas explosion (超新星爆発)」の際に誕生し、その後、小惑星 (asteroid)に載って地球にやって来たか、それとも、隕石 (meteorite)が地球に落下し、そのときの衝撃の「chemical vapour deposiion (化学気相成長)」によって誕生したか、のいずれかと考えられれている。
ともかく、「extraterrestrial origins (地球外起源)」であることには、間違いなさそうだ。
その「Enigma (なぞの物体)」と命名された「black diamond」が、Londonの有名なオークション会社「Sotherby’s (サザビーズ)」でインターネット・オークションにかけられ、£3.16million (約 5.0億円)で落札された。ただし、この価格にはオークション会社側の手数料「buyer’s premium)が含まれていない。
その後、「Eniguma (エニグマ)」はDubai、Los Angels、Londonで一般に公開されたという。
なお、「Black diamond」は極めて硬度が高いため、小粒のものは、工業用ドリルやコア・サンプラーの歯先に埋め込まれて使用されることが多く、ジュエリーとして扱われることは少ない。
しかし、近年、ジュエリーとしての価値が見直され、人気が高くなっている鉱石とか。
おわりに:「Hamusa (ハムサ)」は、中央に目玉がついた手の形のお守り。5億円のお守り「Eniguma」には、どんな霊気が漂っているのだろう。本当に悪魔除けになるのだろうか。
(写真は添付のRTE Newsから引用)