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4,000光年の宇宙から届く奇妙なパルス:宇宙人のシグナルか? (RTE-News, Jan 27, 2022)

'It just shouldn't be possible' - The research team is now working to understand what they have found (File Image)

 Cartin大学の学生が、卒業論文を書くために電波望遠鏡の画像を解析していて、銀河系に奇妙な天体を発見する。地球からの距離は約4,000光年。明るく輝き、極めて強い磁場に囲まれて、強力なパルスを放っていた。

 

 一般に、パルサーと呼ばれる中性子星は、超新星爆発の後に誕生した恒星の残骸(remnants)で、高速回転しているため、パルサーが発する電磁波の周期は数ミリ秒から数秒。しかし、学生が発見した天体は、「a huge burst of radio energy (途方もないほど強力な電磁波エネルギー)」を放出し、しかも、その周期は、きっかり 18.18 minutes。天体は「ultra-long period magnetar (ウルトラ・ロング周期のマグネター)」ということになる。

 

 この結果に指導教官の Dr Natasha Hurley-Walkerも驚く。これは、まるで「おばけ(spook)」ではないか。こんな天体は、これまで誰も見たことも、考えたこともないものだ。現在の宇宙物理学では説明できないという。

 もしかすると、「Alien (エイリアン)が発信したシグナルか。しかし、意図的なシグナルにしては、電磁波の周波数 (frequency)の幅が広すぎる。

 これまで人類に知られていなかった、まったく新しい天体の種類 (population)の可能性も拭いきれない。

 

 ともかくも、さらに観測データを収集、分析しないことには、はっきりした結論は出せないようだ。

 なお、この天文学上の大発見は、科学雑誌「Nature」に掲載された。

 

おわりに:宇宙は、人間の思考が及ばないほど、広く、深く、未知に満ちている。そこは、「時間」と「空間」と「原子」さえ変化する世界だ。学生が一つくらい不思議を見つけてもおかしくはないだろうに。

                      (写真は添付のRTE Newsから引用)

www.rte.ie