秋の星空:未知なる光エネルギーを浴びてリフレッシュ! (RTE-News, September 21, 2020)
空気の澄みきった秋の夜空は、星が一際(ひときわ)きれいに輝く。その、どれもこれも、太陽と同じように核融合反応で燃えて、膨大なエネルギーを発している天体だ。その光の中には、何億年も前に天体から発せられたものもある。夜空は、空間と時間が超越しているのだ。
その夜空を観ていると、全てを忘れ、心が澄みわたる。星々の光と一つになって、霊魂が、果てしない宇宙の奥に引き込まれそうになる。
その瞬間は、なんという充実感、幸福感を感じることだろう。さあ、あなたも、星空の下に立って、はるか遠くの未知の宇宙からやって来る光エネルギーを、思う存分、その体に浴びてみませんか。すると、良いことが、こんなに待っている。
1.You get out into nature
六甲の山の上から眺める神戸の夜景はすばらしい。しかし、その反対側に広がる夜空の星だって負けてはいない。星々の一つひとつの光は小さいが、星空のスケールと深みの点では、人工的な夜景はとうてい及ぶものではない。
Finlandの研究によると、夜の星空をわずか15分間眺めているだけで、心のリラックス効果が期待できるという。とくに、都会のギラギラ「light pollution (光害)」の少ない郊外に出て、夜空を眺めると、リラックス効果がより高まる。
新型コロナ感染騒動で、遠距離旅行を控えた人にとって、夜空の下で、ひと時を過ごすことは、「staycation (ステイケーション)」の極みだ。
2.It can spark your creativity
すばらしい星空に出会った夜は、その思い出に「astro-photography (天体写真)」を撮って記録するのもお勧めだ。デジタル一眼レフカメラ (DSLR)と三脚 (tripod)があれば、簡単に、それも、あなただけしか撮れないクリエイティブな一枚を狙うことができる。また、アプリを使うと、スマホで撮って、すばらしい星空を友達と一緒に楽しむこともできる。
3.It's a stress reliever
星空を眺めていると、誰でも自然との一体感を感じる。そして、人は前向きになる。さあ、庭に出て、夜空に輝く星々に向き合ってみよう。心の憂さ、うっぷん、ストレスなど、すぐに消えてしまう。
4.It's a social hobby
これまで「星空を眺める会」は「social hobby (社交的なホビー)」として親しまれて来た。けれども、今年は、「蜜」を避けるため、大勢が集まる会は、軒並み中止となった。変わって、ネットで実施している会もある。
5.It's always exciting
星空は刻一刻と変化し、常に発見がある。この時期、南から南西の夜空に、月と土星が接近し、その右に木星が並ぶ。
夜空を楽しむためには、高価な天体望遠鏡など必要ない。肉眼でも十分楽しめるのが、「星空の眺め (stargazing)」だ。
おわりに:星座だ、惑星・恒星だなどと、こだわる必要はない。ただ、夜空を眺めるだけで、不思議なエネルギーがもらえる。
(写真は添付のRTE Newsから引用)