ジーンズ、ブラ、シーツにタオル：週に何回洗ったら良いの？ (RTE-News, August 19, 2021)
文化人として、身の回りを清潔･衛生的に保つのはエチケット。
でも、ドレスを一度だけ着て、その後、クローゼットにしまい込める人は、女王陛下かセレブの女優くらい。庶民であれば、着用した衣類は自分で洗濯しなければならない。これは、毎日の生活で重要な「chores (家事労働)」の一つだ。
では、どの衣類をどれだけの頻度で洗濯すれば良いのか。以下は専門家のアドバイスだ。
１．Jeans：ジーンズ
ジーンズ大手の「Levi's(リーヴァイス)」によると、ジーンズは10日(回)に 1回洗うだけで良い。もちろん、汗の匂いがひどいなら別だ。これで、ジーンズを何本も購入する必要がなくなる。
なお、目立った汚れは、(洗濯機に入れる前に) 湿らした布または歯ブラシに洗剤をつけて落とすこと。
さらに、型崩れや色落ちを防ぐため、冷水で洗い、洗濯後は裏返しにして陰干しにすること。くれぐれも、乾燥機にかけないように。
２．Bra：ブラジャー
ドライクリーニングの専門家 Ms Karen Tierneyによると、理想的なブラの洗濯は、2, 3日に 1回。それも、型崩れを防いで、できるだけ長持ちさせたいなら、ぬるま湯の中で「Delicate wash」用洗剤を使って、手洗いするのがベスト。
どうしても、手洗いが嫌なら、ネットバッグを利用し、洗濯機の設定を「cold delicate cycle」にする。「tumble dry (回転式乾燥機」は禁物。
３．Gym kit：トレーニング･ウェア
トレーニング･ウェアには、弾性繊維「Lycra (ライクラ)」を混入したものが多い。このため、ぬるま湯で長めに洗濯機にかける必要がある。ただし、お湯の温度が30℃では、ウェアに潜り込んだ細菌は死滅せず、悪臭の原因になる。
そこで、基本的には、細菌が繁殖しないうちに、つまり、帰宅後、抗菌洗剤を使ってすぐに洗うこと。
あるいは、洗濯が面倒な方には、超撥水加工ウェア (Ably Apparel, Silversportなど)に換えるのも選択肢の一つ。
４．Sheets：シーツ類
洗いたてのまっ白で清潔なシーツのベッドで寝入るのは、なんとも気持ちがいい。しかし、シーツの他に、枕カバーや羽根ブトン (duvet)も清潔に保ちたいもの。
おおよその目安として (as a rule of thumb)、「bed linen (シーツ･枕カバー)」は 1週間に 1度洗うこと。ラベルの注意書きをよく読んで、できるならお湯の温度は 60℃に設定。抗菌洗剤を使用するなら、30℃にする。
さらに枕、羽ブトンもドライクリーニングが必要だ。枕は季節の替わり目に (年に 3, 4回)、羽ブトンは年に 2回程度が望ましい。評判の良いドライクリーニング専門店を探してみよう。
５．Towels：タオル類
タオル類は、2、3度使用したなら、洗濯機にかけた方が良い。お湯の温度を 60℃にすると、たいていの細菌は死滅する。
なお、「tumble-dry (回転式乾燥機)」にかける際、テニスボールと一緒に入れると、タオルはフワフワになる。
おわりに：洗濯はサボってもダメ、し過ぎてもダメだ。当たり前のことだが、洗濯の頻度は、衣類の種類、汚れの程度によって変わるもの。臨機応変が大切だ。
(写真、動画は添付のRTE Newsから引用)
