朝の洗濯のまちがい5項目:これを見直して「エコ型」に!(RTE-News, August 19, 2021)
「あなたの毎朝の洗濯の仕方は間違っている」と言われると、ドキリ。思わず「なぜ、どこが?」と、問いただしたくなる。
UKランドリー・サービス会社「Oxwash」の創立者 Mr Kyle Grantによると、ほとんどの人が、まちがった洗濯に甘んじているという。その主なまちがいは次の 5点。
1.Washing stains into clothing:汚れ取りを洗濯機に任せすぎる
ちょっとの汚れ・シミが付いたと言っては、それを洗濯機に放り込み、ガンガン洗うのは非効率的。汚れ・シミ落としは、予備洗い (pre-treating)が肝心だ。
使い古した歯ブラシに洗剤を含ませたもの、あるいは、非塩素漂白剤系シミ取り(Vanishなど)によって、あらかじめ汚れ・シミのひどい箇所を前処理する。または、洗濯の前に、その部分をシミ取り液に 1, 2 時間浸しておく。
こうすることで、洗濯機が回っている間に、汚れ・シミが分解されてきれいにとれる。
2.Washing too often:洗濯の回数が多すぎる
どんな衣類も洗いすぎると、繊維がいたみ、色落ちする。それに、洗濯するごとに、大量のマイクロ・ファイバーが発生し、これが下水管を通って海に放出されて、深刻な海洋汚染を引き起こしている。
ちょっとのシミであれば、スポンジと洗剤で処理することができるし、ホコリが付いた作業ズボンなどは、はたいて風通しの良い場所につるすだけで十分だ。
3.Using a high-temperature wash for eveything:お湯の温度が高すぎる
泥だらけになった作業ズボンや、再利用するマスクでもない限り、高温のお湯で洗濯する必要はない。普通の洗い物の際には、洗濯機の設定を「eco-wash (エコ・ランドリー)」にする。これで、お湯の温度は 20℃ないし30℃。衣類の色落ちを心配する必要もなく、時間、水、エネルギーの節約にもなるなど、良いことだらけ。
4.Going overloard with detergent:洗剤を入れすぎない
洗剤 (detergent)の量は、衣類の量に応じて加減するもの。洗剤を入れすぎると、その強い化学作用で衣類がいたみ、洗濯機を回す時間も長くなって、洗濯機に過負荷、ダメージを与えかねない。
5.Not cleaning the filter:フィルターに無関心すぎる
洗濯機のフィルターは、洗剤の化学成分がスケールとなって付着し、詰まりやすいもの。こうなると、「衣類のケバ・糸くず」のフィルター機能が働くなって洗濯効率が低下する。
なお、フィルターの掃除は、いたって簡単。熱めのお湯をフィルターにかけるだけで、付着物が洗い流される。
おわりに:朝の忙しい時間帯に、洗濯にまで、あれやこれやと注意を払う余裕などないことは、重々承知。しかし、何ごとにも改善点を見つけようとする心がけ、努力が、きっとあなたを幸せにしてくれるはずだ。
(写真は添付のRTE Newsから引用)