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皮膚の老化・ガン化には日焼けどめ:プロが教える正しい使い方! (RTE-News, May 26, 2021)

Two thirds of Irish people aren't wearing sunscreen in summer.

 赤シソ (red shiso)の葉の色素は、太陽光の有害な紫外線を吸収し、内部の細胞を紫外線から守るために進化したものだ。

 しかし、人間の肌は、シソの葉のようにはいかない。日差しが強い太陽光に曝されると、肌が老化し、シミ・シワの原因になるばかりか、ときに「Non-melanoma skin cancer (非メラノーマ皮膚ガン)」を招く恐れがある。

 

 Irelandで、非メラノーマ皮膚ガンと診断される件数は、毎年約 12,000件を超える。それなのに、人々は紫外線の怖さを知らない。「肌を焼かないとビタミンDが不足する」と勘違いしている人が少なくないという。

 

 UKの製薬メーカー「Lloyds Parmacy (ロイズ・ファーマシー)」の調査によると、夏の間、日焼け止めクリーム (sunscreen)を使っている人(成人)は34%。それも、日差しの強い日に限ってのことだ。夏の間、毎日「sunscreen」を使い続けると回答した人は、わずか 16%に過ぎなかった。

 肌が太陽光のUVF、UVBに曝されと、肌の健康を保つ「active ingedients (有効成分)」

・retinol:レチノール(ビタミンA1)

・glycolic acid:グリコール酸

・vitamin C:ビタミンC

が失われる。

 このため、日差しが強いときは、どうしても紫外線から肌を守り、また有効成分を補充する必要がある。

 

 以下に、薬剤師長の Mr Denis O’Driscollが提唱する「sun-safe」のコツを示す。

 

・肌の露出箇所に、まんべんなく日焼け止めを塗ること。その量を惜しんではいけない。

・外出の30分前に塗ると、クリームが肌になじむ。

・ちょっとお出かけのつもりでも、時間はあっという間に過ぎて、あっという間に日焼けしてしまうもの。たとえ短時間の外出でも、日焼け止めを使った方がいい。

・少なくとも2時間おきに日焼け止めクリームを塗り直すこと。なお、プールや海辺では、水から上がったら、すぐにクリームを塗り直す必要がある。

・目の周りも忘れずに。

おわりに:日焼け止めクリームだけに頼るのは危険だ。「夏は、幅広帽子に、ゆったりした長袖を着用」と、服装にも気をつけたい。そして暑い日は、できるだけ日陰で過ごすこと。散策、運動、ガーデニングなどは、日の出前、日没後がおすすめ。

                               (写真は添付のRTE Newsから引用)

www.rte.ie