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Scotlandの東の岬の海岸:ハイイロアザラシの楽園となった! (BBC-News, Dec 10, 2020)

 

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 かわいい赤ちゃんは baby。けれど、動物の赤ちゃんには独特の呼び方がある。こんな具合に、

 

・puppy         ← dog

・pup              ← seal, dog

・kitten          ← cat

・kit                ← rabbit

・chick           ← chicken

・piglet           ← pig

・cub               ← bear, lion, tiger

・foal               ← horse, zebra

・calf               ← cow, giraffe, elephant

・infant            ← squirrel, orangutan, whale

・porcupette    ← porcupine

・joey              ← kangaroo

 

だから、「seal pups」とは、生まれたてのアザラシの赤ちゃんのことだ。

St Abb's Head

 さて、Englandとの国境に位置する、Scotlandの東の岬「St Abbs' Head (セント・アバズ・ヘッド)」の海岸は、切り立った崖 (cliffs)で囲まれ、観光客を寄せ付けない場所にある。ここは「Scotland nature reserve (スコットランド自然保護区)」に指定されている。しかし、「The Natural Trust of Scotland」によると、2007年まで「grey seals (ハイイロアザラシ)」のコロニーは、確認されて来なかったという。

 

 それが、近年、「grey seals」の生息数が急速に伸びて、今年、その海岸で確認された「pups」の数は 1,806頭にのぼった。この数値は、双眼鏡と高解像度画像撮影で正確に数えた結果だ。

 なぜ、こんなにも「extraordinary explosion (とてつもない爆発)」的に、個体数が急増したのか。

Seals and pups

 その理由として、

・「St Abb's Head」の海岸が、崖と「electric fences (電気柵) によって守られ、人間(観光客)や他の動物を寄せ付けない安住の地になった、

・さらに、北海の島々のコロニーが手狭になって、「St Abb's Head」に移動した

ことなどが考えられるという。

 

 なお、「grey seals (ハイイロアザラシ)」は、絶危惧種の「Least Concern (低危険種)」にリスト・アップされている動物だ。世界の生息数は約 30万頭。その約 45%が UK領域内に生息する。

 

 おわりに:ライオンやトラが動物園の檻(おり)の中をぐるぐる回っている。それは、ストレスに悩まされている証拠だという。ライオン、トラ、それにアザラシにだって、幸せも不幸も感じることができるだろう。動物園に閉じ込められ、見世物にされて、動物が喜んでいるとは、とても考えられない。

                    (写真は添付のBBC Newsから引用)

www.bbc.com