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「いまさら」と思う前に!:失敗しない洗濯のコツ「11 tips」 (RTE-News, September 18, 2020)

It's not the most exciting household task - but getting it wrong could drain energy and ruin your clothes. By Lisa Salmon.

 カナダの冬のある寒い日、バザーに出向いて購入したアルパカ織りのセーターは、暖かくお気に入りだった。ところが、ぬるま湯を使って手洗いしなかったばっかりに、洗濯後は縮んでしまい、だめにしてしまった。もちろん、正しい洗濯の仕方など分からなかったのだ。

 そんな人に、Leeds大学の Dr Lucy Cottonが、失敗しない洗濯のコツを教える。

 

1.Check the washing symbols:タグに記載されたマークを確認

 衣類には「洗濯表示 (laundry symbols)」の小さなタグが付いている。洗濯の前に、このタグのマークを確認すること。ぬるま湯、手洗い、ドライクリーニングなどの規制がある。表示マークの意味が不明なときは、ネットで確認する。

2.Sort your cdolours:色別に仕分けて洗濯

 白いシャツ・シーツ類は、色落ちする「カラーもの」と別に洗濯する。一緒に洗うと、とくに、お湯の温度が高いとき、真っ白なシャツなどに色が染み付いてしまう。

 また、カラーものに、漂白剤入りの洗剤を使うと、衣服が色あせすることがある。とくに、ウール、シルクの場合は、洗濯の時間が長過ぎたり、洗剤を間違えると、布地が痛むので注意が必要だ。それぞれ、別々に洗濯することだ。

king of queens panties GIF by TV Land

3.Dirt alert:汚れのひどい衣類

 汚れのひどい作業着などは、それだけを別に洗う。または、洗濯機に入れる前に、「シミ取り (stain remover)」を使って、汚れのひどい箇所を部分的に洗い落とす。

 

4.Hand-wash certain items:デリケートな衣類は手洗いにする

 シルク、ウール、それにラメ入り (embellishments)パーティ・ドレスなどは、ぬるま湯で手洗いするのがベスト。(専門のクリーニング店にお願いするもの選択の一つ。) このとき、洗剤をぬるま湯に混ぜ、約10分間、これに浸け置いてから、手洗いすると効果的だ。

 

5.Use the right detergent:衣類の種類に応じて洗剤を選ぶ

 白いシャツ・シーツ類は漂白剤入りの洗剤で、カラーものは漂白剤が入っていない洗剤で洗濯するのが基本だ。

 なお酵素 (enzymes)入りの洗剤を使うと、脂肪、タンパク質由来の「染み (stains)」が、短時間でよく落ちる。ただし、酵素は40℃以上になると効力を失うので、お湯の温度を低めに設定することが必要だ。また、これを使うと、人によって、手が荒れることがある。

 したがって、デリケートな衣類を洗うときや、敏感肌の方は、酵素入り洗剤を避けたほうが良い。

 

6.Correct detergent dosage:洗剤は適量を

 1回の洗濯で必要な洗剤の量 (dosage)は、洗剤のボックス・容器に明記されている。汚れの程度、衣類の量、水の硬度などによって違うので、適量を確認する。

 

7.Turn some clothes inside out:裏返しにして洗濯

 一般の衣類、とくにラメ入りの布地などは、裏返しにして洗濯機に入れる。こうすると、布地が互いにくっつかない。

 

8.Be careful with delicates:デリケートな衣類は洗濯ネットに入れる

 下着、タイツ、シルク、ランジェリーなどは「洗濯ネット(laundry bags)」に入れて洗う。それがなければ、枕カバーを代用しても良い。

 

9.Use the correct wash cycle:洗濯機の設定を間違えないこと

 衣類の洗濯表示の指示に従って、洗濯機のパネルを設定する。洗濯機の「Normal」を選ぶと、お湯の温度は30 -40℃で、ドラムの回転は中程度。その後、自動的に水を使ったリンス洗いに変わる。布地が綿(cottons)、カラーもの (coloured)、混紡 (mixed fabrics)に適切。

 「White」にすると、お湯は熱めの60 -90℃となり、ドラムの回転数も上がる。これは白いシャツ・シーツの洗濯向きだ。

 「Delicate」は、デリケートな衣類用。お湯の温度は低めとなり、ドラムの回転数も遅くなる。

 「Pre-wash」もある。汚れのひどい洗い物には、これを選択。

10.Don't overload:洗濯機に過剰負荷は禁物

 洗濯機に洗濯物をいっぱい詰め込んで、洗濯機に「過剰負荷(overload)」を与えてはいけない。汚れが落ちなくなる。

 洗濯物を詰め込んでも、少なくとも、ドラムと洗濯物との間に、手のひらが入るくらいのスペースが必要だ。

melissa mccarthy snl GIF by Saturday Night Live

11.Leave the washing machine door open after use:終了後、洗濯機の扉を開けておく

 洗濯を終えたら、洗濯機の扉は開けっ放しにして置くこと。扉を閉めておくと、カビが生える。ただし、ペットが、洗濯機の中に入らないように注意が必要だ。

 

おわりに:Dr Cottonのアドバイスは、参考にとどめること。あくまで、洗濯の際のトラブルは、洗濯する人の責任であることをお忘れなく。なお、大事な衣服、高価な衣服の洗濯は、専門家の手に委ねることを勧める。

    (写真、動画は添付のRTE Newsから引用)

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