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ガーデニング:子どもと一緒に、自然の「魔法」を実感しよう! (RTE-News, May 28, 2020)

Bloom show garden designer Jane McCorkell offers some sage advice.

 この時期、ちょっとした空き地やプランターに苗を植えても、種子を撒いても、植物はぐんぐんと生長する。毎日、葉っぱやツルを観察するだけで、結構、ワクワクし、生命に対する感動もひときわだ。

 それに、気になることがある。植物は声は発しないが、人間の心が通じるという説だ。ランもハーブも、優しいいたわりの気持ちで育てると、すばらしい花を咲かせて、その人に感謝の気持ちを伝えてくれる。

 さて、子どもと一緒にガーデニングを楽しむと、子どもは植物の生命力に驚き、大人は、かって、子どもの頃に、家庭や学校の花壇で育てた思い出がよみがえって、感動を新たにする。

 子どもの、自然に対する慈(いつく)しみは、そんなガーデニングの作業から、まるで花のつぼみのように、大きく膨らむ。

 ガーデニングは、子どもが自然を愛し、生命を大切にし、野菜を好きになる切っ掛けを与える。以下は、RTEが勧める「子どもを賢(かしこ)くガーデニングに誘う方法 (sagacious methods)」だ。

 

1.Make it fun: ガーデニングは楽しんで

  あれこれと、子どもにガーデニング作業を言いつけると、逆効果。まずは、子どもと一緒に外遊びをするつもりで始めよう。子どもは、野菜が育ち、花が咲くのを目の当たりにして、好奇心が湧いてくるくるもの。大人が楽しんでいると、子どもは、ひとりでに植物の生長に興味が惹かれるようになる。

 

2.Start small: 小さなガーデニングから始めよう

 ガーデニングには、必ずしも広い庭は必要ない。テラスやバルコニー、玄関先などにプランターを置いて、これに野菜用の土をいれるだけでガーデニングの準備完了。後は、野菜や花の種子を撒く(あるいは苗を植える)。花が咲いたら、それを押し花に、さらに、それでカードをつくって楽しめる。

3.Feed theirimagination: 自然の「魔法」を見せよう

 ブロッコリー、サヤエンドウ、ラディッシュ。どれも子どもが嫌いな野菜だ。しかし、まるで、けし粒(つぶ)ほどの小さな種子が、土の中に入ると、それは、あの「ジャックと豆の木」の、豆の木のように、ぐんぐん伸びる。数ヶ月で、子どもの背丈を優に超えるまでに育つ。

 それはまるで自然の「魔法 (witchcraft)」だ。子どもが水やりして育てたブロッコリーやサヤエンドウは、きっと食べてみる気になるはずだ。それに、子どもはイチゴが大好き。小さな実がついて、それが大きな赤く美味しいイチゴになる。これがまた驚きだ。

4.Keep planting: 失敗しても、植え続けよう

 庭やプランターにハーブや野菜を植え付けても、病気にかかったり、害虫に食べられてうまく育たないことがある。それでも、とにかく、何かを植え続けて、ガーデニングの作業をやめないこと。両親があきらめてしまっては、子どもは、もっとがっかりする。

 自然の「生(せい)」あるものは、生長して思いもかけない姿に変身し、やがて、次の世代にバトンを渡して、生涯を終える。このことを知るだけでも大きな収穫だ。また、これほど実感できて、記憶に残る体験学習は、他にない。 

                              (写真は添付のRTE Newsから引用)

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