男の子、女の子:どちらが気管支喘息に罹りやすいかって? (BBC-Health, July 2, 2019)
映画「Back to the Future」には、USのお得意の「銃による派手な殺し合い」がない。それでも、度肝を抜くシーンの連続に、観る人はTVの前に釘付けにされた。
ところが、表現が、それによく似た「Back to school」とは、UKで新学期のこと。したがって、添付の記事のタイトル中の「back to school asthma」は「新学期喘息」となる。
普段、健康な人は、「asthma (ぜん息)」を人ごとのように思って、油断してしまう。しかし、アトピー性であったり、何らかのアレルゲンに反応する人であれば、だれでも注意が必要だ。
次のような「喘息の誘因 (asthma triggers)」で、突然、「咳、痰」に苦しむことがある。
・花粉 (スギ、カモガヤ・ナギナタガヤなどのイネ科雑草)
・排気ガス
・タバコの煙
・細菌、カビ、ウイルス
・ダニ (ペットダニ、イエダニなど)
・冷気
春から夏にかけて、花粉症がひどくなったとき、咳き込む込むことが多くなるせいか、気道 (air way)に炎症が起こり、とくに夜間・明け方の咳・痰に苦しみ、あげくの果てに気道狭窄(きょうさく)で呼吸がつらくなって、ツーツー、ゼイゼイと「喘鳴(wheezing)」が発生することもある。花粉症には特に注意。
呼吸がつらいほど、ぜん息が進行したら、投薬の他に「吸入器 (inhalers)」などで症状を和らげる治療が必要だ。
UKでは、この数年、新学期が始まって数週間の間、病院で気管支喘息の治療を受ける子どもが急増している。
学校でインフルエンザなどのウイルスに感染したり、夏休み期間中に、吸入器を指示通りに使用しなかったことが、主な原因と考えられるという。
ただし、病院で治療を受ける子どもは、なぜか、男の子が多い。女の子の2倍だ。
(写真は添付のBBC Newsから引用)