ヒロシのWorld NEWS

世界のニュースを日本語でお届け!

Irelandの女神「ボーアン」のウイスキー:世界ナンバー1に輝く! (RTE-News, March 26, 2021)

Irish distillery wins award for best new whiskey in the world

 澄み切った琥珀色の液体「whiskey」。これを一口飲むだけで、身体中に力が湧き出る。このため、古くは「気つけ薬 (restrative mediciens)」として用いられた。 

 「wine (ワイン)が「Bood of Christ (キリストの血)」なら、「whisky」は「aqua vitae (命の水)」。このラテン語が「Irish and Scottish Gaelic」に翻訳されて「usquebaugh (アスクィボー)」となり、やがて、その短縮形の「Whiskey (ウイスキー)」が英語として定着する。

 

 さて、Irelandの「Leinster (レンスター)」を流れる「The River Boyne (ボイン川) 」には、ケルトの神話の女神「Boann (ボーアン)が住むという。その川の近くの「Boyne Valley (ボイン峡谷)」に、家族経営の小さなウイスキー蒸溜所 (distillery)が立っている。その名も、女神「Boann (ボーアン)」にちなんだ「Boann Distillery (ボーアン・ウィスキー蒸溜所)」。経営責任者の名は Mr Patrick Cooney。

Sally Anne Cooney, Marketing Director at Boann Distillery and Pat Cooney, founder and Managing Director of Boann

 ここでは、ウイスキーの原材料を全て Ireland産にこだわり、ピカピカに磨いた銅製の「single pot sill (単式蒸留器)」を使用して、伝統に、21世紀最先端のナノ・テクノロジーを融合させた独自の製法でウイスキーを生産している。

 さらに、施設内の熱や雨水・天然水の有効・循環再利用を進め、環境フットプリント(environmetal footprint) を極力抑えた経営に努める。

 

 女神「Boann (ボーアン)」のラベルが貼られた「Irish whiskey」。これが「single pot still (単式蒸留器)」で蒸留された「New Make Spirit (ニューメイク・スピリッツ)」部門の審査で、世界ナンバー1の栄誉に輝いた。

 Irelandの「Boann Whiskey」が世界で一番優れていると評価されたのは、今回が初めのこととか。

 

おわりに:そもそもウイスキーは、気付け薬。どんな薬であれ、無鉄砲にぐい呑みすると、身体には毒。これを嗜(たしな)むには、薬と同様、その用法・用量に特別の注意が必要だ。

                                (写真は添付のRTE Newsから引用)

www.rte.ie

www.rte.ie