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欧州の西の果てIreland:冬の地「Hibernia」は、もう冬! (RTE-News, September 25, 2020)

Temperatures will drop as low as -1C in some inland areas tonight

 あんなに暑かった夏なのに、それも終わり、ヨーロッパの西の果てIrelandの地では、もう氷点下に気温が下がって、霜が降りるという。

 Irelandは、古代ローマ人が「Hibernia (ヒベルニア)」すなわち「冬の地」と呼んで侵略をためらった島だ。風が強く、寒さの厳しい国だ。

 かって、人類は、温暖で肥沃な土地を目指して移動するのが常だった。そして、その肥沃な土地をめぐって争い、殺し合いった。勝った民族だけが、その土地に住み着いて繁栄した国を築き上げ、敗者は山地や奥地、寒冷地に逃走し、生き延びる他なかった。

 Irelandは、ケルト(Celts)の民が他民族に西へ西へと追い立てられながらも、その誇り高いケルトの尊厳を失わず、ケルトの文化を守り抜いた国だ。

 

 しかし、ゼウスでさえ、気候に関しては、この世の、どの土地にも公平に太陽の光を届けることはできなかった。京都の秋がまだ始まったばかりだというのに、Irelandには、この週末、古代ローマ人が、その寒さに あきれた冬がやって来た。

 

 Irelandの一部では、この週末 (9月の第 4金曜日)に、気温が氷点下に下がり、霜が降りるという。土曜には、太陽が現われて気温がゆるみ、日中は11 -15℃と、爽(さわ)やかな 1日になりそうだ。ただし、夜になると再び冷え込んで、ところによっては -1℃に気温が下がることも予想されている。

 9月最後の日曜の朝も冷え込んで、霜が予想される。幸い、日中になると、ほとんどの地域でお天気が回復し、秋の温かい日差しが戻って、南風が心地よい日になりそうだ。これはRTEの気象予報が伝えるところ。 

 

おわりに:Irelandが他国を脅したり、侵略したことがあっただろうか。平和を愛し、文学・音楽を愛する国に「永遠の幸(eternal happiness)」あれと祈る。

    (写真は添付のRTE Newsから引用)

www.rte.ie