ヒロシのWorld NEWS

世界のニュースを日本語でお届け!

Self-care (自分ケア) でリフレッシュ:人 (医者) まかせは時代遅れ! (RTE-News, June 14, 2020)

From meditating to pampering.

 ズルズルと「三年寝太郎」のように、毎日、からだを動かさず、これと言ったこともしないで、怠惰な生活を送っていると、心もからだもガタガタになってしまう。そうかといって、寝る間も惜しんで、馬車馬、奴隷のように毎日働いていては、これもまた、心もからだも悲鳴をあげてしまう。

 メンタルヘルス (心の病)や凝り固まった肩・首、ヒザの痛み、腰痛などは、気づいて、近くの医者に駆け込んでも「とき、すでに遅し」。第一、今どき、他人のからだを、誠実に、かつ時間を掛けて診てくれる医者などいない。それに、医者の処方する薬は、必ずしも100% 間違いないものとは限らない。(とくにメンタルヘルスに対する的確な処方薬の選択は、名医でも難しいとされる。)

 そうであるなら、自分のからだ、自分の健康は、自分でケア、管理するのが一番だ。このところ、「self-care (自分ケア)」の大切さが見直されている。

 その「self-care」とは、自分の「mental (こころ)」、「emotional (情緒)」、「physical (身体)」の健康の維持を目的にした活動。つまりは、自分をいたわり、自分の健康に気配りすることだ。

 体重・血圧測定、栄養バランスチェック、運動、入浴の他、気晴らしのバカンス旅行なども「self-care」に含まれる。これらは、全て、病気の予防につながる。

 慌(あわ)ただしいネット社会や、それほどやりがいを感じなくなった仕事から、ちょっと離れて、リラックス・タイムをつくってみませんか。

 RTEは、自分をリフレッシュするために、「relax day (昔流ほねやすめの日)」の設定を勧める。その日には、次のような「self-care (自分ケア)」に徹すること。


1.Start your day with meditation:朝の目覚めに「瞑想」

 「瞑想 (mediation)」には、不安を解消し、よく眠れて、血圧を下げる効果がある。さらに瞑想と同様、「深呼吸 (deep breathing)」にも「parasympathetic nervous system (副交感神経系)」を活性化させる効果がある。深呼吸をすることによって、からだがリラックスし、心拍数が低下する。

 朝、ベッドの上で目が覚めたら、そのまま、約15分間、静かに「瞑想」しつつ、深呼吸を繰り返してみよう。きっと、からだにいいはずだ。スマホのメール・チェックなど、急ぐことはない。

2.Soak in a warm bath:バス (朝風呂)につかる

 きょうは「relax day」と決めたら、朝風呂につかるのもいい。ギスギスした神経が安まり、肩、膝(ヒザ)、腰などの痛みも和らぐ。もちろん、バス・ルームにスマホを持ち込まない。

 

3.Listen to same ASMR:ASMRミュージックを聴こう

 脳が快感にしびれ、心がやすまる反応は「autonomous sensory meridian response (自立感覚経路反応 ASMR)」と呼ばれる。無料のYouTubeの ASMR videosで、リラックス・ミュージックを聴くのもお勧め。

4.Put on a face mask:顔パックでお顔もリラックス

 夕方、顔に「face packs (フェイス・パック)を張ってみよう。粘土ベースのパックや消炎作用のある「salicylic acid (サリチル酸)」入りパックも販売されている。

 しかし、卵黄 (raw egg yolk)にハチミツ、オリーブ、オート・ミルクを混ぜて、自分だけの「face packs」をつくるのも楽しい。

 

5.Practice yin yoga:陰ヨガにチャレンジ

 陰ヨガのポーズを3 -5分間がんばってみよう。からだ全体が目覚めるという。

6.Go for a walk in nature without a goal:気ままに自然を歩こう

 日常のわだかまりや束縛から逃れて、1人になりたいときがある。そんなとき、自然の中を歩くと

・「endorphins (エンドルフィン)」の分泌が促進され

・エネルギーが湧き

・自分の心の深層が見えてきて

・沈思黙考 (ちんしもっこう)

良いことづくめだ。

Internet Unplug GIF - Find & Share on GIPHY

7.Have an  ’unplug' day:電源コードを外す

 「relax day」では、デジタル社会、スマホ、TVなどから完全に自分を切り離す。メールのチェックは絶対にしないこと。友達には、あらかじめ、「この日、スマホを使わない」と伝えておこう。

8.Declutter your space:部屋の整理整頓

 部屋の中が散らかっていれば、ストレスがたまり、生産性が落ち、マイナスの感情しか湧かないもの。過去1年間、使わなかったものを片付けると、部屋はスッキリ。春の大掃除の気分になる。

 

9.Try self massage:セルフ・マッサージにチャレンジ

 ときには、自分で自分の肩やふくらはぎを揉(も)んだり、頭 (scalp)をマッサージ。「手の届きにくいところ (hard-to-reach areas)」は、健康ボールや指圧マット、マッサージ器などを使うと良い。

10.Eat whatever you like:好きなものを食べても良し

 ドーナッツ、ハンバーガー、ピザなどのファーストフードにスイーツ。もちろん健康に良いはずはない。しかし、いつも食べたい、食べたいと思って、その気持を自制していては、ストレスがつのる。「relax day」は、自分へのご褒美の日。食べたいものを食べる。それくらいの我がまままは、許されても良いはずだ。

 

おわりに:その昔、名将武将の多くは、自分の健康管理を怠らなかった。名医を抱えつつも、薬は自分で調合し、傷や疲れを温泉で癒やすなど、努めてからだに気を配った。

 一方、スーパー・コンピュータを駆使したAI診断は、まだ、実用化の目処(めど)が見えてこない。しばらくは、予防を優先させて、健康管理に取り組むのが懸命だ。

       (写真,動画は添付のRTE Newsから引用)

www.rte.ie