歯の汚れ、口臭も消えて:ピカピカの白い歯になる食品5品目! (RTE-News, August 24, 2019)
イカスミ・パスタが自慢の、小さなレストランに入った。そして、口の中も歯も真っ黒にして、ワイシャツを気にしながら、これを食べた。腕自慢、味自慢の店ほど、落ち着かず、料理も旨くないのが常だ。そのイカスミ・パスタは、料金の割に、大して美味しくも、まずくもない。強いて言えば、食べない方が無難な一品だった。
なにしろ、食後に、どんなに入念に歯磨きをしても、どうしようもないほどに歯が黒ずんで、汚れてしまったからだ。
イカスミ・パスタを食べたときの歯の汚れは極端にしても、他にコーヒー、バルサミコ酢、ブラックベリーなども、歯に汚れを付ける曲物だ。
しかし、歯が汚れたからと言って、研磨剤のような歯磨ペーストを使って、歯ブラシで強くゴシゴシすると、歯の表面のエナメル質が剥がれ落ち、かえって虫歯になりやすくなってしまう。
「Northumberland Dental Care」の歯科医 Dr Jennifer Collinsによると、歯の汚れをとって、ピカピカに白くしてくれる食品があるという。
さっそく、その5品目の「ホワイトニング効果 (whitening effects)」をチョックしてみよう。
1.Strawberries:イチゴ
イチゴには「リンゴ酢酵素 (malic enzyme)」が含まれていて、これが歯の汚れをとって、真っ白にしてくれる。イチゴが嫌いな人は、イチゴをつぶして、重曹 (baking soda)を加え、ペースト状にしたものを歯に直接塗っても効果がある。5分ほど経過したら、口の中を水ですすいで、歯磨きをすること。
2.Cauliflower and broccoli:カリフラワとブロッコリ
食物繊維が豊富なカリフラワにブロッコリ。これを生(なま)で良く噛んで食べると、唾液の分泌が促され、歯の汚れも歯垢 (plaque)も自然にとれる。まさに天然の歯ブラシだ。
3.Apples, celery and carrots:リンゴ、セロリ、ニンジン
食べてパリパリ、カリカリの、歯ざわりのいい「crunchy foods (クランチィ・フード)。ニンジン、リンゴ、セロリなどを食べると、唾液がたくさん分泌されるため、口の中の食滓 (たべかす)や有害な細菌が洗い流され、歯のホワイティング効果もある。
それに、何よりも、口の中が爽やかになり、口臭が消える。
4.Cheese, milk and yoghurt:チーズ、牛乳、ヨーグルト
チーズ、牛乳、ヨーグルトなどの「dairy products (乳製品)」に含まれる「lactic acid (乳酸)」は、歯のエナメル質を保護してくれる。また、歯を白くし、虫歯の予防にも役立つ。
とくにゴーダチーズなどの硬めのチーズをゆっくり噛むと、歯の表面に付着した細菌、歯垢がとれる上、歯に汚れも付きにくくなる。
5.Pineapples:パイナップル
パイナップルには「bromelain (ブロメライン)」が豊富に含まれている。これが歯の汚れや歯垢を分解してくれる。食後にパイナップル一切れだけ食べても効果あり。
おわりに:コーヒーを飲んだ後は、余り間を置かずに、お湯を使って歯磨きすると、歯の汚れを抑えることができる。また、リンゴ、セロリ、ブロッコリなどを食べた後で、デザートと称してスイーツやお団子を食べては、折角の「歯垢・汚れ取り、虫歯予防」も台無しになる。
(写真は添付のRTE Newsから引用)