天井を破って侵入したならず者:体長約 3mのニシキヘビだった! (BBC-News, September 1, 2020)
Mr david Tateは仕事も第一線から退き、今は Australia東部のQueensland (クイーンズランド州) Brisbane (ブリスベン)北区で静かに暮らしていた。
ある日のこと、外出先から帰宅し、コーヒーを飲もうとキッチンに入って、肝を潰した。天井板が破けて、キッチンテーブルの上に破片が散乱していたのだ。
慌てて辺りを見回すと、2匹の大きな「Carpet python (カーペット・ニシキヘビ)」が床をズルズルと這い回っているではないか。体長2.5−2.8m、体重約 22kgの大物だった。
どうやら、繁殖期に入って、メスをめぐってオス 2匹が争っているうちに、天井を破ってしまったらしい。
Mr Tateはすぐに「Snake catcher (スネーク・キャッチャー)」に連絡。ニシキヘビは専門家の手に掛かって、あえなく御用となった。
なお、ニシキヘビの処理に慣れたMr Steven Brownによると、ニシキヘビに出くわしたら、じっと立ち止まって、ヘビを脅かさないようにすることが肝心。ヘビはやがていなくなる。ヘビだって危険から逃れたいと思っているのだ。
ただし、間違っても、ニシキヘビに近づいたり、自分で捕まえようとはしないこと。それでも、万が一、手を咬まれたら、腕の付け根を縛って、毒が体中に回らないようにする。そして、すぐに病院に行くことだ。
"Without treatment you ‘re likely to die, with treatment you probably won’t die.”
[ 手当をせずに放っておいたら、死ぬ可能性がある。適切な手当をすれば、たぶん死ぬことはない。]
Melbourneのsnake catcherの一人 Mr Raymond Hoserのアドバイスだ。
おわりに:あえて、危険に近づくことを「愚の骨頂」という。あの剣聖 塚原卜伝でさえ、「戦わずして勝つ」を信条としていた。
謝辞:なお、この一文をまとめるに当たって、以下の優れた「The Gaurdian」の記事も参照した。記して謝意を表したい。
The Guardian: September 1, 2020
・Snakes on a plate: Australian man shocked after massive serpents crash through kitchen ceiling.
(写真は添付のBBC Newsから引用)