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クジラの一撃で重傷:クジラと一緒に泳いで、怒らせた女性! (BBC-News, August 3, 2020)

Humpback whale (^IMegaptera^i ^Inovaeangliae^i) swimming

 クジラと一緒に泳ぐ観光ツアーが南半球の Australiaで人気だ。その大陸も今は冬。「ザトウクジラ (humpback whales)」の大群が西海岸に集結する時節だ。マニアは巨大な哺乳動物に近づくだけで、興奮するらしい。ザトウクジラは、人間を襲うことはない。人間とは違って、その性格は、いたって温和で、近づいても安全と考えられて来た。

 しかし、油断は禁物。絶対に襲われないとの保証はない。 

 さて、西オーストラリア州の西海岸に広がるサンゴ礁「Ningaloo Reef (ニンガルー・リーフ)」は、ザトウクジラと一緒に泳ぐことができる観光スポットとして、人気の高い場所だ。そのサンゴ礁の、海岸からわずか数百mしか離れていない海で、ツアグループの一人の女性(29歳)が、シュノーケルを付け、2頭のザトウクジラに挟まれて泳いでいたところ、突然、クジラの尾びれで叩かれた。

 女性の肋骨は折れ、内出血を起こした。すぐさま近くの町「Exmouth (エクスマウス)」で応急措置を受けた後、ヘリコプターで州都「Perth (パース)」の病院に搬送された。傷は重傷であったが、容態は安定している。

 ザトウクジラは体長 19mになる大型哺乳動物だ。これまで、Australiaで同じような事故が発生したことはなかったという。

 なお、西オーストラリア州は、コロナ感染拡大を避けるため、国外および他州からの観光客を受け入れていない。したがって、今回、ザトウクジラの一撃を受けた女性は、西オーストラリア州に在住する人のようだ。

 

おわりに:冷たい冬の、静かな海を仲間と一緒に泳いでいたクジラ。そのクジラにとって、しつこく、いつまでも、つきまとう豪州の女性は、迷惑そのものだったに違いない。それとも、クジラに向かって、言ってはならない一言を口走ってしまったためか。「ツダイ ズ  ホット ........。」とか。

          (写真は添付のBBC Newsから引用)

www.bbc.com