患者・医者泣かせのパーキンソン病:ようやく治療薬が見つかる! (BBC-Health, September 17, 2019)
この宇宙を創成した「The Creator (創造主)」であれば、「善悪 (good & devil)」の区別ができたはずだ。その創造主は、この世で、なんとも無慈悲なことをする。
人を欺(だま)し、人を殺す悪人を懲らしめず、誠実に生きている「godly folks (信心深い人々)」に不治の病(やまい)の不幸を背負わせるとは ....... 。
その病とは「Parkinson's disease (パーキンソン病PD)」とのことだ。
PDは脳内の神経細胞が死滅する恐ろしい病気だ。病気が進行するにつれて、手が震え、やがて歩くことさえままならない状態に陥る。
残念ながら、現在のところ、治療法は存在しない。
ところが、ようやく、この病気に光が差して来た。
Iowa大学の Dr Michael Welshらの研究グループが、「benign prostate hyperplasia (良性前立腺肥大症)」の治療薬「Terazosin (テラゾシン)」、商品名「Hytrin」に、パーキンソン病の進行を遅らせる「hidden potential (隠れた可能性)」が秘められていることを発見した。
早速、「rodents (齧歯類)」を使った動物実験で、その効果を試してみると、確かに、神経細胞の破壊を遅らせたり、これを停止させることができた。
(研究内容の詳細は、医学雑誌「Clinical Investigation」に発表。)
Mr Welshらは、今年中に、パーキンソン病患者を対象にした「crinical trials (臨床試験)」を開始する予定だ。
おわりに:研究者・医者は驕(おご)ってはならない。患者は希望を棄ててはならない。どんな病気であれ、原因と治療法が必ずあるはずだ。
(写真は添付のBBC Newsから引用)