アイルランド：ケルトの末裔の国で、なぜかコーヒーが高い！ (RTE-News, September 13, 2019)
かって、ヨーロッパ大陸から西の果ての島「Ireland (アイルランド)」に渡ったケルトの末裔は、自分たちの島を「Erin」､「Eire」と呼んだが、寒さの厳しいこの地を古代ローマ人は「Hibernia (冬の地ヒベルニア)」と呼んで、これを占拠することはなかった。
しかし、Irelandはバイキング、スカンジナビア人 (ノルマン人)あるいは隣国の Englandの執拗な侵略に悩まされたあげく、ついには Englandの植民地にされてしまう。まさに、周辺の民族が、寄ってたかって、小国をいじめ抜いた歴史がある。
その Irelandの風土、歴史、文化の特徴は、断片的ながら「Enya (エンヤ)」の調べに感じることができる。
さて､「The Central Statistics Office Ireland (アイルランド中央統計局)」が発表した最新の統計データによると､Irelandはなぜか1杯のコーヒー (Americano)の価格が高い。EU圏内ではNorwayに次いで高く、€4/cup(480円)。この値段は、EUの平均価格に比べて36%も高い。さらに、「non-alcohol beverage (ノン･アルコール飲料)」はEUで最も高く、その他についても、以下のように高値だ。
・tobacco：the third most expensive in EU
・alcohol drinks：the fourth most expensive in EU
・food：the eighth most expensive in EU
一方、バルカン半島の新独立国「North Macedonia( 北マケドニア)」では、食料もタバコも安い。ただし、その「North Macedonia」で美味しいコーヒーが飲めるのかは不明。 今のところ、物価は確かに安いが、今後、安定した政情が続くかは不確かだ。
(写真は添付のRTE Newsから引用）
