砂糖を摂り過ぎていませんか?:体に良いこと何もなし! (BBC-Health, January 3, 2019)
料理に砂糖と塩がないと、料理にならない。まして、ケーキ・スィーツに砂糖が入らないと、ケーキ・スィーツなどと言えない。
でも、ちょっと待って。砂糖を摂り過ぎると、どうなるか。虫歯になりやすい他に、
・Sugar addiction :砂糖依存症
・Obesity :肥満
・Type 2 diabetes :2型糖尿病
・Heart diseases :心臓病
・Rheumatoid arthritis:関節リウマチ
・High blood pressure:高血圧
・Cancers :ガン
などのリスクが高くなる。
甘いものが無性に食べたくなって、どうしようもならなくなるのは、ほとんど「砂糖依存症」の一歩手前。どうしてもケーキ・スィーツを食べたい人は、せめて食べる回数と量を決めた方が良い。
さて、PHE (イングランド公衆衛生局)が2018年4月に公表した「The National Diet and Nutrition Survey (イギリス全国食生活・栄養調査)」の報告書によると、UKの子どもは、1日平均 52g (角砂糖13ヶ分)の砂糖を摂取していた。
この値は、PHEが定める、子どもの「1日当たり最大砂糖摂取許容量 (max daily sugar intake)」のおよそ 2倍。明らかに砂糖の摂り過ぎだ。
なお、そのPHEの摂取許容量とは、
・4 - 6歳の子ども :砂糖11g/日 (角砂糖 5ヶ)
・7 - 11歳の子ども :砂糖24g/日 (角砂糖 6ヶ)
・11歳以上の子ども:砂糖30g/日 (角砂糖 7ヶ)
現在、PHEは、子どもが食べたり、飲んだりする食品の糖分を、2020年までに20%削減するようにと、食品メーカーに要請している。現状が改善されない場合には、新たに「pudding tax (プディング税)」を導入するなど、「fiscal measures (財政処置)」も辞さない構えだ。
とにかく、チョコレート、お菓子、アイスクリームをはじめ、シリアル、パン、ヨーグルト、ドリンク類には、砂糖が 5 - 10%も入っている。毎日、砂糖入り食品が美味しいから、あるいは食べたいからと言って、甘いものを食べ続けていては、知らず知らずのうちに、体が痛めつけられ、そのうち、体が悲鳴を上げる。
まとめ:甘いもの (甘い話も含む)には、必ず罠 (わな)がある。子どもにも、よくよく教えるべきだ。
(写真は添付のBBC Newsから引用)