ヒロシのWorld NEWS

世界のニュースを日本語でお届け!

地球の歴史はまちがっていた?:生命の出現は42億8千万年前だ (BBC-Science & Environment, March 1, 2017)

http://ichef.bbci.co.uk/news/736/cpsprodpb/EE3B/production/_94878906_firstlife.jpg

 これまでの「地球と生命の歴史」を一挙にくつがえす大発見があった。
  太陽系で地球が形成されたのは 46億年前。定説では、その約1億年後に天体が地球に衝突して月ができた。やがて36億年前になると、海底の「hydrothermal vents (熱水噴出口)」に生息する微生物 (microbe) が現われた。そして、27億年前までは地球上に酸素が存在しなかった。
 

http://ichef-1.bbci.co.uk/news/624/cpsprodpb/44BF/production/_94899571_history_of_earth3.png

                     
 ところが、University College of London の Dr Dominic Papineau は、カナダの Quebec(ケベック州) で不思議な微生物の化石を発見した。
 それは、人の髪の毛の 1/10 程の細い糸状で、所々にコブ (knobs) やチューブがあった。化石は haematite (ヘマタイト) に置換されていた。これは生命体が酸素呼吸していた証拠。
 なんと、化石の年代は推定 42億 8千万年前と評定された。これまで最古の生命体とされたきたオーストラリアの微生物化石より 1 億年も前に、地球に姿を見せ、酸素で生きていたことになる。

 なお、この発見に対しては、もちろん、South Africa のRhodes 大学 Nicola McLoughlin教授のように、疑念 (scepticism) を抱く研究者もいるそうだ。

 ただし、地球誕生から数億年後に生命が現われたとすれば、火星も、その年代に地球とほぼ同様の状態であったと推定されるため、火星にも、生命が誕生していたことは十分考えられる。

http://ichef-1.bbci.co.uk/news/624/cpsprodpb/03DB/production/_94878900_c0065631-young_earth_artwork-spl.jpg


 
 火星の極には水が発見されている。もしかして、火星の微生物は42億年以上も進化を続け、「高等微生物」となって、密かに地球の人間の行動を観察しているのかも知れない。

                                 (写真は添付のBBC Newsから引用。)

www.bbc.com