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どんな運動でもいい:それは確実に死神を遠ざける! (BBC-Health, January 10, 2017)

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   これは耳寄りな話だ。
 世の中には、ものぐさな人 (idlers) もいれば、運動嫌いな人もいる。また逆に、仕事で忙しく働く人もいれば、自称アスリート (athletes) と自慢する人もいる。しかし、どんな人にとっても健康 (health) が大事であることには、変わりはない。
 誰だって、ガン (cancers) や心臓血管疾患 (cardiovascular disease) はまっぴらごめんだ。
 
 ところが、その厄病神の仲間から逃れる「とっておきの技」が科学的に証明された。
 それは、とにかく運動 (exercise) すること。では、どれ位の運動を、どれだけ (時間、頻度) 続ければ良いのか。その答えは、意外だった。

 Loughborough (ラフバラー) 大学と Sydney 大学の共同研究チームが、イングランドスコットランドに住む 40歳以上の被験者 64,000人を対象に、18年間にわたって運動と健康に関する大規模調査を実施した。
 そして、そのデータを解析した結果、確かに、NHS Choices が運動基準とする「中程度の運動 (moderate activity) を週 150分」続けると、最大の健康効果が発揮されるが、その基準に満たない軽い運動 (insufficiently active) でも、心臓血管疾患で死亡する確率は、まったく運動しない人に比べて 37%減、ガンを発症して死亡する確率も 14%減少することが明らかになった。なお、中程度の運動とは、サイクリング、早歩き、ジョギング、階段の上りなど、少し息が弾む程度の運動を指す。

 さらに、運動は、週末にまとめて実施 (cramming exercise) しても、平日に短時間の運動を繰り返しても、死亡率を下げる運動効果に変わりはなかった。
 ただし、この研究では、ガンや心臓血管疾患以外に関する、被験者各個人の健康上のリスクと運動との因果関係を示すことはできなかったという。

 Loughborough 大学の Dr Gary O'Donovan によると、
"The key was doing exercise that was 'purposeful, and done with the intention of improving health"
[ 運動の秘訣は、目的を持ち、健康の向上のためと意識して体を動かすこと。]

 ちなみに、永平寺の廊下の雑巾がけは、修行の一環とされる。 
 要は、「床の拭き掃除」や「庭の力仕事」、「ラジオ体操」も全て体を動かすことは、「健康に良いこと (health benefits)」なのだ。心がけ次第で、スポーツジムに通う必要などなくなる。

 あなたは、それでも、掃除ロボットを買いますか。
                 (写真は添付のBBC Newsから引用。)

www.bbc.com